2023Sシラバス
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時間割コード 31500 時間割コード 31545 時間割コード 31502 授業の目標概要 「耳を啓く、音を創る」は、様々な社会的・文化的な音に囲まれて生きる私たちにとっての「聴くこと」を深く理解する為に、世界に耳を澄ますと共に、自ら世界に音を付けてみるというアプローチを試みる授業です。社会の一線で「音付け」に携わる方々をゲスト講師としてお招きし、ワークショップや創作実践を通して、様々なサウンドデザインの思想と技術を学びます。そこから、自分と自分を取り巻く世界との「音」を介した関わりに、新たな気付きを得ることが本授業の目標となります。 2022年度Sセメスターは「映像」と「ビデオゲーム」の2ジャンルを取り上げます。 ●ゲスト講師紹介 西岡龍彦(第3~5回) 作曲家、東京藝術大学名誉教授。東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科創設に関わり17年間勤務。コンサート作品、コンピュータミュージック、環境音楽、イベントや映像のための音楽を作曲。牟岐礼のペンネームでNHKのドキュメント番組、美術番組、ドラマ、放送技術研究所の22.2マルチチャンネル音響システムによる音楽を担当。 田中治久(hally)(第7~9回) ゲーム史/ゲーム音楽史研究家。チップチューンと呼ばれる領域を専門に作編曲家やエンジニアとしても活動しており、ビデオゲームへの楽曲提供、ライブ活動、音楽配信プロデュース、サウンドトラックCD制作協力など多方面に実績がある。主著に『チップチューンのすべて』(誠文堂新光社)、『ゲーム音楽ディスクガイド』(監修,P-VINE)など。 授業の目標概要 【授業の目的】 授業の目標概要 この自由研究ゼミでは、「インターセクショナリティ(Intersectionality)」をテーマに、それに関連する人文・社会科学分野のさまざまな領域の学術論文や単行本、エッセイを輪読してディスカッションする。インターセクショナリティとは、交差する権力関係がひとびとの社会的関係や日常的経験にどのように影響を及ぼすのかを検討する概念である。また、人種、エスニシティ、ジェンダー、セクシュアリティ、階級、障害、年齢といったさまざまなカテゴリーを、相互に関係し、形成し合うものとして捉える分析ツールでもある。 近年、インターセクショナリティは英語圏だけでなく日本でもは関心を集め、学術雑誌や記事の特集、専門書の翻訳などが相次いでいる。しかし英語由来の概念を日本に「応用する」ことへの批判、分析ツールとして「不十分である」とする批判、さらには不理解や誤解に起因する不適切な「利用」も少なくない。 このゼミでは、人種や階級、ジェンダーやセクシュアリティの交差的な相互作用と格闘してきたブラックフェミニズムの運動や思想を手がかりに、インターセクショナリティの来歴を確認するところから始める。次に、インターセクショナリティの学術領域における展開に注目し、資本主義や家父長制や植民地主義といった権力システムの交差性を批判的に探求する論考を読み解く。最後に、インターセクショナリティを取り入れた日本の研究成果を検討する。これらをとおして、単一的で普遍的な「主体」を想定したりシングル・イシューの政治を志向したりするのではなく、さまざまな権力関係がいかに相互に連関し合っているかを認識し、社会正義を実現するためのラディカルな思考力を養う。 開講 耳を啓く、音を創る S ~感性と知性の協働のためのサウンドデザイン入門 開講 S 現代中東基礎講座I 開講 S インターセクショナリティ概論 この授業では、現代中東の諸相を横断的に学び、現代社会を理解するための基礎教養を身につけていきます。 【到達目標】 (1)中東地域で起きた出来事について、具体例を3つ以上挙げて説明することができる。 (2)中東地域での事象を事例として、自らの意見を述べることができる。 (3)関連する3点以上の言葉を、因果関係で結びつけて整理し、示すことができる。 (4)任意のテーマについて、関連するキーワードを3点以上用いて論述することができる。 (5)自らの関心に引きつけて、中東地域の具体的な事象を論じることができる。 (6)中東地域に関わる任意のテーマに関して、自ら参考文献を調べ、まとめることができる。 講義題目 講義題目 講義題目 担当教員 山上 揚平 教養教育高度化機構 金 2 担当教員 鈴木 啓之 担当教員 福永 玄弥 教養教育高度化機構 金 3 所属 所属 教養学部 所属 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2 2年 文科 理科 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 金 2 2 2年 文科 理科 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2 2年 文科 理科 全学自由研究ゼミナール

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