2023Sシラバス
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大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 政治哲学においては、自由・正義・デモクラシー(民主主義)といった価値規範をめぐって、様々な論争が展開されてきた。本演習では、そうした政治哲学で検討されてきた価値規範を中心に、(広い意味での)政治社会のあるべき姿についての根本的理解を深め、アカデミックな作法・技法、すなわち、批判的読解や自ら論証的議論を展開するための方法について学習する。 【学術分野】社会・社会思想史 【授業形態】文献批評型 出席、発表および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 初年次ゼミナール文科 31733 月 4 政治哲学を通じて価値規範を取り扱う論理を学ぶ 授業の目標・概要 【共通目標】 成績評価方法 授業のキーワード 政治哲学、批判的読解、価値規範、論証 教科書 ガイダンス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31734 月 4 授業の目標・概要 【共通目標】 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 国際社会には、貿易・金融・環境・公衆衛生など、国境を越えた協力を必要とする様々な分野において、多くはフォーマルな国際機構の形態を伴う「国際制度」が存在する。国際関係論(国際政治学)では、このような国際制度への過度な期待や失望からは一旦距離をとって、国際的な協力を難しくする根本的な問題は何か、現実に存在する制度はそれらの問題に対しどのような解決法を提示しているか(あるいはなぜ失敗しているのか)を理論的に考察する。 本ゼミナールでは、初めに実際の研究者によって書かれたアカデミックな論文を読み、国際関係論のディシプリンに則った問いの立て方・理論構築と実証の在り方を理解し、その上で自分自身の研究を行い、論文を書いてもらう。 本ゼミナールの目的は、各自の関心に沿った学術文献を探し、読んで理解するとともに、自分なりの問いを立て、それに答えるためのリサーチ能力も養うことである。 【学術分野】国際関係 【授業形態】ディシプリン型 文献批評型 出席、発表および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 成績評価方法 授業のキーワード 国際関係論、国際政治経済、国際機構、国際協力、国際制度 教科書 ガイダンス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 国際関係の事象を理論的・実証的に 考えてみる 井上 彰 吉本 郁 社会・社会思想史 国際関係

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