2023Sシラバス
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時間割コード 31509 時間割コード 31513 授業の目標概要 <概要> 授業の目標概要 戦争を知らないどころか、核戦争に巻き込まれる危険が真剣に議論されていた冷戦すら過去のものとなってから生まれた世代は、戦争体験や被爆証言をどのように受け継いでゆけばよいのか。特定の国民・民族・個人の歴史証言を記録する意味とは何か。そしてそれは世界の平和に寄与するものたりえるのか。このゼミでは軍縮と平和について、感情論に陥らず、イデオロギー色をできるだけ排して、学び合い、語り合う。 今学期は、SDGs(持続可能な開発目標)のGoal16「平和と公正をすべての人に」をテーマに、中央アジア諸国を事例として、ソ連からの政治・経済・社会の移行期に生じた(あるいは生じている)さまざまな問題を「体制移行国の課題」として取り上げる。関連する文献を多数読むほか、映像資料なども利用する予定である。とくに国連総会で承認された唯一の永世中立国トルクメニスタンと、2022年初頭に大きな政治的混乱を経験したカザフスタンに今学期はとくに注目する。 開講 【アクセンチュア×東大 私たちが今ほしい未来を提言 S ―アイデア創出、アイデア検証、企業への提案まで体験しよう! 開講 S 平和のために東大生ができる近年はデジタル化が進み、目まぐるしく新商品・サービスが生まれています。大企業だからといって、必ずヒット商品・サービスが生まれるわけではありません。特に新規事業については、実際にやってみないと成功するかわからないこともありアクセンチュアの調査によると、立ち上げに成功したと躊躇なく言える経営幹部はわずか6%にとどまっています。 不確実な世界は、どんどん加速していきます。そのような世界で、成功している製品・サービスの多くは「最初はその価値に気が付かず、気がついたら手放せなくなる」という特徴があります。 例えば、皆さんが使用しているLINE。スマートフォン普及以前の時代は、携帯メールで連絡することが当たり前で、LINEが出てきたときは、多くの人は携帯のメールを使えばよいと考えていました。しかし、LINEは件名を記載せずに本文を打てて、スタンプで自分の気持ちを伝えるなど、気軽なやり取りができます。また当時は電話による通話が一般的で、電話料金を気にしながら話していましたが、今は多くの人はLINEの無料通話を活用しています。 最初はそれほどイノベーションだと思わなかったのに、気づいたらLINEがなかった時代にはもう戻れないと、多くの人が感じるでしょう。 そのような手放せなくなる新商品・サービスを生み出すためには、素早く試すことが重要です。具体的には、顧客のニーズを捉えて描いた“こうありたい”というビジョンをもとに、トライアル商品・サービスを素早く市場に投入し、市場の反応をタイムリーに商品・サービスに反映します。 私たちアクセンチュアは、世界有数の総合コンサルティング企業として、世界中の様々な企業と一緒に、新しいサービスをビジネスとして実現させてきました。その経験と実績を活かし、本授業では、初学者を対象に、アクセンチュアの現役コンサルタントと共に、商品・サービスを育てるプロセスを身に付けることを目的としています。 同世代の価値観やインサイト(潜在的な欲求)をインプットに、デザインシンキングという手法で“今ほしい未来”の新しいアイデアを生み出し・精査して、そのアイデアをもとに簡易プロトタイプ(検証のためのサービス・もの)を作成・検証します。そして最終発表では、ストーリーテリング(ビジネスを「物語」を通して表現する手法)を活用して、実際の企業の方へプレゼンします。 ※2022年Aセメスターの授業(調査編)では、電車移動の時間のストレス・退屈さや、日常の悩み相談のハードルが高いといった大学生の生活に近い領域について、同世代の価値観やインサイトを調査しました。 ※本講義のプログラムは、構想編の授業からでも履修できるようにプログラムを構成しています。デザインシンキング、ストーリーテリング等の手法を学びながら進めますので、初学者の方も安心して履修してください。 <目標> ・「私たちが今ほしい未来は何か?」という正解がない「問い」に対して、CX(顧客体験)、ビジネス、テクノロジーなどの視点から磨きをかけ、自分なりの解をみつける技術を学ぶことで、不確実な世の中も楽しめるようになる ・最適なトライアル版を素早く作り、評価を的確に分析・反映する手法を学び、実践する ・ストーリーテリングをもとに人を説得する技術を学び、発表する 講義題目 (構想編) 講義題目 こと 担当教員 高橋 史子 教養教育高度化機構 水 5 担当教員 岡田 晃枝 教養教育高度化機構 水 5 所属 所属 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2 2年 文科 理科 曜限 単位 対象 2 1年 文科 理科 2年 文科 理科 全学自由研究ゼミナール

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