2023Sシラバス
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講義題目 授業の目標概要 環境問題は近年、高濃度汚染による局地的な被害(いわゆる公害問題)から低濃度汚染による地球規模の慢性被害へと、講義題目 授業の目標概要 講義題目 授業の目標概要 講義題目 授業の目標概要 時間割コード 30362 S 時間割コード 30253 時間割コード 30363 時間割コード 30220 総合科目 D(人間・環境) 開講 授業科目名 環境物質科学 開講 授業科目名 S 開講 授業科目名 S 社会環境論 開講 授業科目名 S 社会生態学 物質循環と環境化学 質的に変化を遂げてきた。環境中に排出された化学物質はどのような挙動をとり、どのような運命をたどるのであろうか。そのことを考える際、忘れてはならない事は、もともと天然においても化学物質は動いているのであり、地球上での循環・滞留を繰り返しているという事である。 本講義では、環境化学・地球化学の立場から、環境中における種々の化学物質・元素の自然の分布とそれに対する人為の影響について検討する。具体的なテーマとしては、CO2による地球温暖化、フロンによるオゾン層破壊、酸性雨などについても取り上げる。 生態学 生態学は、身近な環境での生き物の生活史から、地球レベルでの生物圏の挙動や物質循環に至るまで、広いスケールを対象にする。同時に、個体内の遺伝的多様性、個体レベルでの種多様性、個体群(集団)や生物群集の動態と多様性、そして物質循環とエネルギー流を示す生態系に至るまで、多段階の階層性を持つことになるので、生態学の理解は多岐に渡り、一筋縄ではいかない面がある。しかし、それが自然界で生活している生き物と生態系の実態であり、生態学を学ぶ面白さでもある。 本講義の初回は生態学とはどのような学問かを紹介した後、前半(担当、土畑)には、生物群集と多種共存の機構/生物の個体数変動/自然選択と生活史の適応進化/性選択と血縁選択/種間の相互作用と共進化/生態的過程と進化的過程の相互作用などを解説する。後半(担当、鈴木)には主に植物生態の視点から、日本の自然の特徴/環境と生物の応答/環境条件と生物群集/陸域のバイオーム/生態系での物質とエネルギーの流れ/土壌の生態学などを解説する。 全体として、基礎科学としての生態学だけに留まらず、人間社会との接点に位置する自然環境や生物多様性の保全、そして生態系への人為的負荷と地球環境への視点など、応用的な側面も併せて講義する。 自然と社会の関わりから考える災害と防災 本講義では,自然環境と人間社会の関わりに着目し,災害に対する脆弱性,被災,支援,復興,教訓伝承と次なる災害への備えなど,一連の災害過程にみられる諸問題を,教員の専門である地理学的な視点を中心に多面的・多角的に理解していくための見方・考え方を習得することを目標とする.具体的な事例として,東日本大震災やハリケーン・カトリーナなどの国内外の災害を取り上げる.授業内容のより詳しい説明は初回授業時に行う. 熱帯・亜熱帯地域の人文地理学 東アジア,東南アジアの熱帯,亜熱帯地域における,社会変容,資源利用,開発と環境の問題などを,具体的な事例に則して考えるとともに,人文地理学の基礎的な視点や方法論を学ぶ. 担当教員 佐藤 守俊 担当教員 土畑 重人、生態学 鈴木 準一郎 担当教員 小田 隆史 担当教員 永田 淳嗣 所属 化学 所属 生物 所属 人文地理学 所属 人文地理学 曜限 火 2 曜限 木 5 曜限 火 2 曜限 月 4 対象 1年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 総合科目 D(人間・環境)

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