2023Sシラバス
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時間割コード 31700 時間割コード 30026 時間割コード 30358 S 時間割コード 31090 講義題目 授業の目標概要 講義題目 授業の目標概要 講義題目 授業の目標概要 民俗学と聞けば、古くさい文化について扱う学問、あるいは古いものを穿鑿する学問という印象があるかもしれない。しかし、実際の民俗学は近年大きな変化のただ中にあり、私たちが生きる現代社会や人びとの日常について探究する学問へと変貌しつつある。このような新しい民俗学の研究動向をここでは現代民俗学と呼んでおこう。 とはいえ、新しく生まれ変わりつつある民俗学も、これまでこの学問がたどってきた歴史の影響下にあることを忘れてはならない。そこで本講義では、あえて民俗学の最古の研究対象のひとつでもある祭り/祭礼をとりあげ、その現代的状況に触れながら、21世紀における民俗学を構想する。民俗学の長年にわたる研究蓄積と近年の研究動向の間を往復することで、民俗学のものの見方についても適宜概説する。 講義題目 授業の目標概要 開講 授業科目名 S 世界史論 開講 授業科目名 S 文化人類学Ⅰ 開講 授業科目名 民族文化論 開講 授業科目名 S 現代文化人類学 近代世界とアジア・日本 本講義では、16世紀以降の近代世界の諸相を検討しながら、グローバル化時代の現代に生きるわれわれにとって、世界史とは何かということを考える講義を展開します。15世紀末から、アメリカ大陸を含めた世界の一体化が急速に進展しました。モノや人、情報がグローバルなスケールで移動し、人々の生活が大きく変化し、現在のわれわれの住む社会を生み出していったのです。本講義は近年盛んとなっているグローバル・ヒストリーの立場から近代世界を考察し、その中でグローバル・ヒストリーだけでなく、東洋史や西洋史、日本史といった歴史学の諸分野の意義を考えてみたいと思います。 本講義は、いずれ文学部に進学し、東洋史、西洋史、日本史といった歴史研究を志す学生にはもちろん、社会科学や自然科学を専門とするも、とくに長期的な視点に立って現代を考えようとすることに関心のある学生にも有意義なものとなるでしょう。 文化人類学入門 (Introduction to Cultural Anthropology) 本講座は文化人類学に関心のある学生向けに、同学問の特色、史的経緯から現代の展開そして残されている課題や今後の可能性に至るまでを、基礎的な説明を中心に講義を行ってゆく。どちらかというと初学者向けの内容となるが、既に関心があり、自己学習をしている者にとってもコースワーク(毎回のリフレクションペーパー等)を通してさらに理解を深められるような工夫もしていきたい。 現代民俗学 フィールドワーク論 何某かが生起している現場に身を置きつつデータを収集し、そこから新たな知見を得て思考を鍛えていくことの重要性は、今や人文学・社会科学・自然科学の多くの分野で指摘されている。文化人類学は、まさにそうした学的営みとしてのフィールドワークを方法論の支柱に掲げてきた学問分野である。 しかしながら、他の学問分野でフィールドワークの重要性が強調されるようになったのとは裏腹に、1980年代以降のいわゆる「ライティング・カルチャー(Writing Culture)」ショックによって、文化人類学分野においては、エスノグラフィ(民族誌)を書くこと、およびその前提としての(かつそれと不可分な営みとしての)フィールドワークをすることに、より反省的であることが求められるようになった。とはいえ、エスノグラフィを書くこともフィールドワークをすることも、人類学の主要な方法論であることには変わらない。 本授業では、フィールドワークに関する基本的な論点を整理することを通して、改めて人類学的フィールドワークとは何かを初歩から考えたい。 担当教員 島田 竜登 担当教員 関谷 雄一 担当教員 塚原 伸治 担当教員 津田 浩司 所属 文学部 所属 文化人類学 所属 文化人類学 所属 文化人類学 曜限 金 2 曜限 月 1 曜限 火 2 曜限 金 2 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 総合科目 B(国際・地域)

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