2023Sシラバス
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時間割コード 31089 時間割コード 31298 時間割コード 31297 講義題目 授業の目標概要 講義題目 授業の目標概要 講義題目 授業の目標概要 開講 授業科目名 S 近現代史 開講 授業科目名 S 歴史と文化 開講 授業科目名 S 歴史と文化 近現代史:ネイティブ・アメリカンから見るアメリカの歴史 この講義は、アメリカ合衆国の歴史をネイティブ・アメリカンの視点から学ぶことを目的とします。その過程で、先住民の排除と統合、白人至上主義、黒人奴隷制度、環境正義、フェミニズム運動、大衆文化といった現代アメリカを理解するための重要なテーマを取り上げます。 1960年代以降、アメリカ史を再考しようとする動きがネイティブ・アメリカンの中から活発化してきました。それは「リベラルなアメリカ像」に異議をとなえ、「セトラー・コロニアリズム国家」としてのアメリカの歴史をあぶりだそうとする試みでした。この授業では、現代の私たちの問題でもある「国家史」をどう描くか、(例えば、わたしたちは先住民族アイヌをどのように描いてきたか)の課題を問い、「近現代史」そのものに対する考察を深めてほしいと思います。 近現代のインド社会における宗教・信仰 この授業では、近現代のインド社会におけるさまざまな宗教・信仰のあり方や、その歴史的変遷を検討する。神々への信仰がどのようなかたちで行われていたのか、宗教・信仰をめぐりどのような論争や事件が起きていたのか、異なる宗教コミュニティ間での摩擦や対立はどのようにして生じたのか、政治権力は宗教・信仰に関してどのような政策をとっていたのかを、具体的事例とともに説明する。人口規模の大きいヒンドゥーやムスリムの内部の多様性や、キリスト教、シク教、仏教、ジャイナ教、ゾロアスター教、ユダヤ教その他の宗教を信仰する人々の存在にも留意しながら、インド社会のなかでこれらの多様な宗教コミュニティが互いにどのような関係を築いてきたのかを、その他の地域の事例とも比較しながら考察する。 儀礼空間から読み解く皇都・東京――都市・建築史の視点から 「皇都」とは「天皇の住む都。天子の都。」を意味します。今日では、東京が「皇都」と形容されることはほとんどありませんが、近代に入り、東京奠都によって江戸城が皇居とされて以降、今日にいたるまで東京は「皇都」であり続けています。 この授業では、都市・建築史の観点から、そのような近現代における「皇都」としのて東京の側面を読み解きます。具体的には、都市を舞台とした国家や皇室に関わる儀礼に注目し、その儀礼空間(儀礼のための建築や会場、さらには皇居や御所から会場にいたるまでの経路)の分析を通して、近現代における天皇制と都市・建築の関係性について考えます。 授業の前半では明治から昭和戦前・戦中期、後半では戦後も含めて扱います。 都市や建築の具体的な「空間」の分析を通して社会や政治を読み解く都市・建築史の手法を学び、歴史的な観点から今日の都市や建築を理解することを目標とします。 担当教員 野口 久美子 担当教員 井坂 理穂 担当教員 長谷川 香 所属 歴史学 所属 歴史学 所属 歴史学 曜限 金 2 曜限 水 5 曜限 金 2 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 総合科目 B(国際・地域)

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