2023Sシラバス
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時間割コード 31701 時間割コード 31702 時間割コード 31705 講義題目 授業の目標概要 講義題目 授業の目標概要 講義題目 授業の目標概要 開講 授業科目名 S 外国文学 開講 授業科目名 S 外国文学 開講 授業科目名 S 言語文化論 フランス文学のエチュード この授業は、文学部・フランス文学研究室の教員がそれぞれ専門とする時代・作家・作品を取り上げて講義し、フランス文学の全貌を解説すると同時に、文学研究の方法と意義についても教養学部前期課程のみなさんにわかりやすく解き明かすことを目的としています。 人文科学は人間の探求を目的としています。その一分野としての文学(および文学研究)は、言葉なりテクストを介して、可能性としての人間を考察する点に特徴があります。哲学が概念を通じてそれを行い、歴史学が過去における人間のあり方を探るとしたら、文学は人間のあり方の持つ可能性を、概念の手前に遡り、あるいは過去の事実の枠組みを越えて探求するのです。言い換えれば、きわめて日常的に行き交う言葉の流通のなかから、まったく「想定外」の人間像を探求する。そしてフランス文学こそ、今まで、もっともその試みに務めてきた文学であるように思われます。 フランス文学は時代順にいって人文主義、古典主義、啓蒙主義、ロマン主義、自然主義、シュルレアリスム、実存主義という文芸思潮をたどり、しかもそのすべてにおいて時代の尖端をゆく作品を産み出してきました。一国文学でありながらヨーロッパ世界の精神史の流れを先取り、ないしリードしたといってよく、これをたどることによって、副産物として、世界文学への展望を容易に把握することもできます。現況はより複雑な様相を呈していて、哲学、社会学、人類学などの他の領域とこれまで以上に深く関わる形で文学が営まれていますが、まず基本を学ぶことで現在の状況への認識をさらに深めることが期待できます。 授業では、それぞれの文芸思潮のなかから、いくつかの代表的な作品を選び、翻訳の抜粋を読解することによって、その作品の魅力を説き明かす形で進められます。時代順にはこだわらず、担当教師がもっともおもしろいと思う作品を取りあげることにします。授業を手がかりに、気になる本があったらぜひその翻訳全体を読み通すことを希望します。文学の魅力と可能性を再発見する機会となることを目指します。 イタリア語(イタリア文学)への誘(いざな)い イタリア語への習熟を増すことを第1の目標とする。21世紀のイタリア語を中心にして読み進めてゆく。ただ、2021年はダンテ・アリギエーリの歿後700周年であったため、この詩人をテーマにした著作が多数出版された。それゆえ、ダンテと何らかの主題的つながりのあるものを教材として選びたい。また、イタリア語を作家は必ずしもイタリア人作家によって書かれるとは限らない。たとえば、ベンガル出身の女流作家Lahiri(米国籍)は、伊語で直接創作している。伊語を学ぶ日本人には、よい刺激となろう。彼女が教材となることは動かない。 対象は、主として2年生で、以後初級文法を終了した学生を想定している。ただし、帰国子女であり、すでに伊語を習得しているなど、1年生でも学習が可能な学生は歓迎する 生成文法統語論研究 「人間が母語を自然に無意識的に話せるようになるのはなぜか」という問いに基づき、生成文法理論と呼ばれる言語理論の基本的な考え方及び、その理論で説明できる日本語や英語の文法の特性について、再帰代名詞やその他の代名詞の特徴に焦点を当てながら論じる。身近な例文の文法性の差異に興味を持ち、それらの文の性質を理論的に説明できる能力を身に着けることを目標とする。 担当教員 王寺 賢太 担当教員 浦 一章 担当教員 中尾 千鶴 所属 文学部 所属 文学部 所属 文学部 曜限 水 2 曜限 金 5 曜限 火 2 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 総合科目 A(思想・芸術)

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