2023Sシラバス
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1年 文科 2年 文科 月 3 1年 文科 2年 文科 水 1 S 1年 文科 2年 文科 火 5 S 1年 文科 2年 文科 月 3 S 時間割コード 時間割コード 時間割コード 時間割コード 基礎科目 人文科学 基礎科目 人文科学 30162 S 講義題目 授業の目標概要 哲学とは何を探究する学問でしょうか? 哲学者はどのように社会の訳に立つのでしょうか? 医学や法学と比較すると哲学の研究対象は曖昧で、哲学を勉強する意味も不明瞭に感じられることでしょう。そして、哲学はギリシャ時代からずっと同じような問いを思考し続けており、自然科学と比較して、進歩のない学問のように思われるかもしれません。そこで、この授業では、哲学の根本問題のいくつかを、現代の諸事象(AI、フェイクニュース、環境問題)に結びつけながら、哲学とは何か、哲学の根本問題の重要性を考えていきます。 30579 講義題目 授業の目標概要 30545 講義題目 授業の目標概要 30163 講義題目 授業の目標概要 開講 授業科目名 哲学Ⅰ 開講 授業科目名 開講 授業科目名 開講 授業科目名 哲学の重要トピックについて 倫理学入門 この授業は倫理学の基礎を学びます。まず尊厳死と安楽死、死刑制度、戦争と平和といった具体例を通して倫理・道徳とは何かについて考えるところから始めます。次に、倫理学の三つの理論、すなわち功利主義、義務論、徳倫理学を学びます。さらに、「そもそも倫理なんて必要なのか」、「価値観なんて人それぞれだから倫理に答えなんて出ない」、そういった否定的な意見を、倫理の外部から検討します。最後に、応用編として情報倫理(ビックデータ時代のプライバシー)、宇宙倫理(火星のテラフォーミングの課題)を学びます。 到達目標として次の三点を挙げます。 (1)倫理・道徳を通して、価値観の異なる他者と寄り添うことができる能力を身につける。 (2)現代社会が直面する倫理的課題を探求し、自らができる社会貢献への可能性を考える。 (3)倫理学の歴史を通して、市民としての良識を学ぶ。 イランの歴史と文化 この授業では、中東イスラーム地域の中でも、イランを中心とする地域の歴史と文化を扱います。イランは1979年のイスラーム革命以降、イスラーム的価値観に基づく国家づくりを掲げ、国際社会から孤立してきました。特に2018年にアメリカが核合意を離脱して以降、アメリカとの対立はいっそう深まっています。しかし、中東イスラーム地域におけるイランの重要性については、いまだに十分な知識が提供されているとは言えない状況にあります。イスラーム文化は非アラブ圏においても、各地域で独自の発展を遂げてきました。特に、イラン文化の影響は中央アジア、インド、トルコなど広範囲に及び、イスラーム教という宗教やその文化を考える上で看過できない重要な位置をしめています。そこで、この授業では、前イスラーム時代の在来文化と融合しながら発展してきたイランを中心とする地域のイスラーム教の在り方を歴史学的手法から再考し、一般的な中東イスラーム地域認識を相対化することを目指します。それと同時に、現代のイランや国民国家に関する諸問題について考えていきます。 担当教員 齋藤 幸平 担当教員 哲学Ⅰ 鈴木 貴之 哲学の根本問題から哲学とは何かを考える 哲学の根本問題の多くは、古代ギリシア時代から論じ続けられているものです。しかし、哲学という学問には、その時代から大きな進歩がないようにも見えます。このことは、哲学の問いは無意味な問いであることや、それらは別の方法で探究した方がよいことを示唆しているのでしょうか。そうではないかもしれません。哲学の根本問題は、われわれが当然成り立つと考えている一連の事柄がじつは整合的でないということや、一見説明できてあたりまえの事柄にじつはきちんとした説明を与えることができないことを明らかにするものだからです。哲学の根本問題は、われわれの常識的なものの見方には重大な問題が潜んでいることを示しているのかもしれません。 この授業では、哲学の根本問題のいくつかを題材として、哲学とはどのような学問なのか、哲学の問題は他の学問が扱う問題とどのように異なるのか、哲学の問題に正解はあるのか、といったことについて考えていきます。 担当教員 倫理Ⅰ 杉本 俊介 担当教員 歴史Ⅰ 大塚 修 所属 哲学・科学史 所属 哲学・科学史 所属 哲学・科学史 所属 歴史学 曜限 曜限 曜限 曜限 対象 対象 対象 対象

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