2023Sシラバス
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初年次ゼミナール理科 31624 水 2 授業の目標・概要 都市生活者にとって、農産活動を身近な存在として意識することは少なく、食料(食品)を消費する者としての立場で極めて間接的に農業と接しています。現在の我が国の食料消費においては、肥満や廃棄ロスなど過度な食の摂取にまつわる問題と、拒食や「こども食堂」など食の摂取不足にまつわる問題とが併存しています。世界的にも飢餓と飽食が発生しており、食料供給体制のアンバランスを招いている状態となっています。他方、農産活動のための様々な技術的革新は、こうした食料問題や資源環境問題を考える上で重要であり、私たちの日常生活にも少なからぬ影響を及ぼしています。この授業では比較的身近な情報を用いて、自分たちの日常生活で発生している様々な視点から「食の問題」に目を向け、その解決に向けた方向性や具体的対策を自主的に学ぶことを目指しています。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 成績評価方法 授業のキーワード 食料生産、人口増大、飢餓・飽食、気候変動 教科書 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 ガイダンス 31625 水 2 授業の目標・概要 コロナ禍で感染症に関する情報や知識が以前より身近なものになったと思います。公衆衛生学とは、公衆(すべての人々)の生を衛(まもる)、つまり、みんなが健康に生活するにはどうしたら良いかを考え、実践していく学問です。この授業では、身近なものを対象に公衆衛生上、きれいなのか汚いのか、安全なのか危険なのかについて、みんなで考えていきたいと思います。 出席と積極的なグループワーク参加 成績評価方法 授業のキーワード ウイルス、細菌、寄生虫、感染症、公衆衛生学 教科書 ガイダンス 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31626 水 2 授業の目標・概要 将来、主として理学部物理学科や工学部応用物理学科等の物理学関連分野の学部学科に進学し、さらに大学院へ進学して研究者を目指す学生を対象に、物理学の独創的な研究とは何かをノーベル物理学賞の受賞業績を例に考えることを目標とする。参加者としては、広く物理に興味をもつ学生も歓迎する。高等学校までの学習や大学学部での学習は、現在までに数多くの優れた先人たちが長年にわたり築き上げてきた学問体系を学ぶことが中心である。その過程では、答えが分かっている問題を短時間で正確に解くことが求められているであろう。しかしながら、将来研究者となって優れた業績を残すためには独創的な研究をすること、即ち、未開拓な研究分野の筋のよい課題を自ら設定することが求められる。これを直ぐに実現することは現実には困難であるので、本初年次ゼミナールが、将来に備えたマインドセットの切り替えをするきっかけとなればよいと考えている。 授業への出席と活動状況に基づいて総合的に判断する。 成績評価方法 授業のキーワード 物理学、独創的な研究、セレンディピティ、原子分子光物理学 教科書 ガイダンス 授業中に指示をする。/Will specify at class time 書名 著者(訳者) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 (ノーベル物理学賞の受賞業績を例に考える) 「食の問題」を科学者目線で考えよう 感染症と病原体から考える きれい?汚い?・安全?危険? 物理学の独創的な研究とは 藤井 壮太 三浦 こずえ 酒井 広文 農学部 農学部 理学部

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