2023Sシラバス
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グループ5 1年 理一(21,25,27,30-32)理二三(1-3,5,11,13,21) 初年次ゼミナール理科 31618 水 2 授業の目標・概要 ■ 授業の目標 ・異なるテーマのワークショップを通して、ものづくりにおけるデザイン(設計)を体験します。 ・グループワークによる問題設定、分析、アイデア発想、プレゼンテーションのプロセスを身につけます。 ・デザインに必要な基礎的な工学的知識を身につけます。 ■ 授業の概要 良いデザイン(設計)とは何でしょうか。それは、単に見た目が美しいだけでなく、安全で、使いやすく、使うと嬉しくなるような人にとって思いやりのある設計を指すかもしれません。あるいは、シンプルな構造で優れた性能を発揮する巧妙な設計を意味することもあるかもしれません。この様に、ものづくりにおける「デザイン」の意味は多様です。本ゼミでは、グループワークによるワークショップを通して、ものづくりにおける多様なデザインの観点と、それに必要な方法を理解します。 前半では、身の回りから、危険、非効率、分かりにくい、使いにくいなどの「困った」デザインを調査・発掘し、問題の本質を議論します。そして、それらを「よい」デザインに変えるアイデアを提案、プレゼンテーションします。 後半では、軽くて安全な構造物をデザインすることを目的に、パスタで橋を作るパスタブリッジコンテストを通じて、機能を達成するための工学デザインを体験します。最終回は、グループごとに発表会を行い、それぞれのデザインについて議論します。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、機械工学/設計、デザイン、力学、理論+実践、発想・創造 教科書 ガイダンス 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構初年次教育部門・増田建・坂口菊恵編 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31619 水 2 授業の目標・概要 飛行機や宇宙機が重力に反して高速で飛行するためには,機体重量や強度,推進性能などが厳しく要求されます.よって,限界近くまで無駄を無くすのに加え,様々な制約条件に対して最適化を行う必要があります.すなわち航空宇宙構造物には多くの物理や工学が融合し,その開発には流体力学,制御工学,推進工学,材料力学,構造力学などを含む総合工学によるアプローチが必要となります.そのため,開発プロジェクトの成功には,それら全体を俯瞰することに加え,様々な要素の役割を考えることも重要であり,最適化された各機能を統合した全体システムを構築する必要があります.このためには,プロジェクト(グループ)内のマネジメント,仕様要求や各要素インターフェースの調整が必須です. 本講義義においては,航空宇宙工学につながるトイプロブレムとして,ペットボトルを用いた水ロケットとペーパーブリッジの2テーマに取り組みます.様々な制約条件下においてミッション(課題)を設定し,計画策定,スケジューリング,基本設計,詳細設計,試験(実践・計測),結果検証,改善案の考察を行います.グループワークとして課題に取り組み,役割分担,課題解決に向けた背景にある物理現象の調査,課題抽出,コンセプトの策定,設計および製作方針に関してディスカッションを行います.各段階で計画や経過についてグループ毎のプレゼンテーションを行い,全体で議論し,よりよいデザインへと改善していくことを目指します. テーマ①:ペーパープリッジプロジェクト テーマ②:水ロケットプロジェクト 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 成績評価方法 授業のキーワード ものづくり、工学/航空宇宙工学、最適化、グループワーク、推進、構造 教科書 ガイダンス 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構初年次教育部門・増田建・坂口菊恵編 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 工学×デザイン~ワークショップで学ぶ ペットボトルと紙ではじめるエアロスペース理系のためのデザイン エンジニアリング入門 科学の技法:東京大学「初年次ゼミナール理科」テキスト 東京大学出版会 科学の技法:東京大学「初年次ゼミナール理科」テキスト 東京大学出版会 村上 存 水口 周 工学部 工学部

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