時間割コード 50116 A 時間割コード 50117 A 講義題目 授業の目標概要 リーディング主体の英語の授業ですが、扱う教材のテーマは、あー、皆さん、古代ギリシアの陶器の人形とか、ご興味ないですかね。19世紀イギリスのいわゆるアーツ・アンド・クラフツ運動は、芸術作品としての絵画や彫刻といったものに加えて、それ以外の美術や工芸の復権と発達を促進することで、近代社会の都市化と商品の粗製濫造に疲弊した人々の、QOL向上やらSAN値回復やらを目指す、といったものでしたが、その過程で、近代化の波に押されて衰退しつつあった、様々な職人技や伝統工芸が注目されることになりました。そういった流れで書かれた本をひとつ、このクラスでは、英語の読解教材として扱ってみようと、そういう趣向です。で、テラコッタ人形です。1900年出版の、マーカス・ボーン・ヒューイッシュ著、『ギリシアのテラコッタ人形:その起源、進化、⽤途』を、一緒に読みましょう。 このクラスでもっぱら扱うのは百年以上前の英語ですが、どうぞご心配なく。たしかに、古くて格調高い文体で、現代人から⾒れば読みにくいと思うこともあります。内容も、古いうえにわりと専門的ですので、漫然と読んでも意味が分からないことも多いでしょう。ちゃんと読もうと思ったら、調べて、その上で解釈しなければなりません。たしかにそうなのですが、でも、このクラスが主眼とするのは、まさに、そこなのです。つまり、調べて、解釈する手法―科学的テキスト解釈。テキストをきちんと解釈する際には作法がありまして、それはそのテキストがどんなものだろうと同じです―現代英語の小説だろうと、百年前に書かれた紀元前のテラコッタについての本だろうと、壁の落書きだろうと。そこをお伝えしたい。分からなくて当たり前、分からないときどうするか。そういう授業です。 講義題目 授業の目標概要 映画「Apollo 13」を教材として、自然な英語を聞き取り、大意をつかむ練習をした後に、スクリプトを読み進めながら理解できなかった部分を確認する。物語の展開、どこがおかしくてどうして悲しいのか、登場人物と共に笑ったり泣いたりできるような、映画を楽しむための英語理解を目指す。 「Apollo 13」は、Ron Howard監督、Tom Hanks主演の1995年のアメリカ映画。1970年、月に向かうApollo 13号で実際に起きた爆発事故と奇跡の生還を描いている。事故から50年余り、NASAはArtemis計画として再び有人宇宙船を月に飛ばそうとしている。現実の有人宇宙飛行計画には当然のことながら、政治・経済・社会背景が関わっているが、映画としての「Apollo 13」はJim Lovell船長の著書("Lost Moon"、後に"Apollo 13"と改題)に語られた史実に基づきながら、エンターテイメントとしての完成度も高い。 開講 英語中級(クラス指定セメスター開講 英語中級(クラス指定セメスター古典古代の美のいしずえ―Marcus B. Huish, Greek Terra-cotta Statuettes: Their Origin, Evolution and Uses (1900) を読む アメリカ映画を楽しむ 授業科目名 型) 授業科目名 型) 担当教員 堀越 庸一郎 担当教員 中澤 恒子 所属 曜限 英語 月 3 所属 曜限 英語 月 3 対象 1年 理一(15,25-26,28,34) 対象 1年 理一(15,25-26,28,34) 総合科目 L 英語中・上級
元のページ ../index.html#78