時間割コード 51305 時間割コード 50250 A 時間割コード 50251 A 講義題目 授業の目標概要 講義題目 授業の目標概要 広い意味での社会理論に関する文献の精読を通じて、社会学や社会思想の基礎概念の理解を深めるとともに、学術的なテ講義題目 授業の目標概要 社会調査は、量的調査と質的調査の二つに大別されるが、本授業では、質的調査(聞き取り調査、参与観察法、ドキュメ開講 授業科目名 社会科学ゼミナールA (経済・統計) 開講 授業科目名 社会科学ゼミナール(社会・社会思想史) 開講 授業科目名 社会科学ゼミナール(社会・社会思想史) マッチング理論とマーケットデザイン:入門から研究最前線までお見せします みなさんは「マッチング理論」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?マッチングというと出会い系などを想像されるかもしれませんが、これは経済学を中心に、コンピュータサイエンスや応用数学などにもまたがる学際的な研究領域の名前です。世の中にはたくさんの社会問題がありますが、その多くに共通してマッチングという側面があります。例えば皆さんが経験したであろう入試は学生と学校や大学のマッチングですし、今後みなさんの多くが経験するであろう就活は学生と企業などのマッチングです。他にも結婚や子供を保育園に入れるいわゆる「保活」、コロナワクチン登場直後に起きたワクチンの配分問題などもある種のマッチング問題だと捉えることができます。このように社会のあちこちにマッチング問題があり、これを統一的な理論的枠組みで理解することを目指すのが経済学の「マッチング理論」という分野です。 この講義のもう一つのキーワードが「マーケットデザイン」です。これは何かというと、上記のようなマッチング理論をただの抽象的な「机上の空論」に終わらせずに、社会のマッチング問題解決に役立てるためにマッチングの市場(マーケット)を設計(デザイン)しようという応用分野を指す言葉です。この分野の研究成果は実際に社会にある多くのマッチング問題を解決するために社会実装されており、マーケットデザインは2012年と2022年の2回にわたってノーベル経済学賞の対象になっています(周辺の研究分野も入れたらもっと何回もあります) この講義では、この「マッチング理論」と「マーケットデザイン」を紹介します。予備知識なしの状態から分野の入門的な解説から始めますが、最終的にはこの研究分野の最前線(の一部)までお見せするつもりです。 分野の予備知識は特に要求しませんが、数学的•論理的な議論を多用するので、そういう理屈をしっかり理解する根気はぜひとも必要です。また、経済学のミクロ経済学、特にゲーム理論という分野と密接に関わっていますので、その知識があるとなおさら良いと思います(が、なくても大丈夫なように講義をする予定です)。 対象としては文2の学生さんはもちろん、他の科類の学生さんも大歓迎です。経済学に興味がある人には向いていると思いますが、例えば「理系」に興味があり、経済学や社会科学はなんとなくインチキくさいと思っているような学生さんも歓迎です。私は2020年までスタンフォード大学の経済学部の教授だったのですが、実をいうとそこで私はこのゼミと似た授業をしていました。そこではコンピュータサイエンスやいわゆる「理系」専攻の学生さんを主なターゲットに、数学や科学的なアプローチで経済や社会を分析するとはどういうことかを紹介し、経済学の世界に引き込もうという野望のもとマーケットデザインの授業をやっていました。駒場でも、いろいろな興味を持っている多様な学生さんに履修してもらえることを楽しみにしています。 研究入門ー社会理論の古典と現在 クストの解釈に必要なスキルを向上させることがこの演習の目標である。 今学期は、Hans Joas, 2001, Genesis of Values, University of Chicago Press.(原著は、1997, Die Entstehung der Werte, Suhrkamp.)を読む。著者のHans Joasは、現代を代表する社会学者・社会哲学者であり、創造性に着目した独自の行為理論で知られる。本書において著者は、ニーチェ、ウィリアム・ジェームス、デュルケム、ジンメルといった近代の古典的な哲学者や社会学者の学説を検討しながら、「価値は自己形成と自己超越の経験の中で成立する」というテーゼを提示する。本書の精読を通じて、「価値はいかにして成立するのか」という原理的問題だけでなく、現代社会における価値をめぐる争いや共有価値の喪失という時代診断、さらには機械翻訳の精度が著しく向上している現在において、古典や異なる言語のテクストを読むことの意義などについても幅広く議論したい。時間に余裕があれば、Joasの別の著作(The Sacredness of the PersonやWar and Modernityなど)も取り上げる。 英訳を用いるので、ドイツ語を履修している必要はない。ただし原著も随時参照する。 なお履修希望者が20名を超えた場合、小論文による選考を行う可能性があるので、初回の授業には必ず出席すること。受講許可は第2回の授業日までに掲示によって告知する。 質的調査の方法 ント分析、ライフストーリー分析、等)の方法、および質的データの分析手法について習得する。社会調査士【F】科目。 担当教員 小島 武仁 担当教員 小山 裕 担当教員 橋本 摂子 所属 経済学部 所属 社会・社会思想史 火 2 所属 社会・社会思想史 火 2 曜限 木 2 曜限 曜限 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 展開科目 社会科学ゼミナール
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