時間割コード 51311 A 時間割コード 51313 A 時間割コード 51310 A 時間割コード 51062 A 展開科目 社会科学ゼミナール 講義題目 授業の目標概要 ジョン・スチュアート・ミルの『自由論』(1859)は、自由とは何かを考える上で必読の書である。専制的な政府が個人の自由を蹂躙する事態をどう克服するかは別の作品に委ね、本書でミルはもっぱら世論や習慣が個人の自由を浸食する事態を問題視する。つまり、社会との関係における個人の自由が問われたのである。彼は、たとえ社会の側から見れば、その人にとって有害な帰結をもたらすような行為でも、個人がそれを選択する自由をもつことを可能な限り最大限に尊重せよと説いた。ミル自身が道徳や正義を振りかざす世論からの「バッシング」に苦しんだ当事者でもあった。もちろん、どんな行為でも許されるわけではない。自由はいかなるときに制限されるべきかも考える必要がある。また、そもそも自由が重要な価値であるとは考えない人々を説得しなければならない。様々な論拠を繰り出して個人の自由の擁護を試みるミルの政治思想を読み解いていこう。 講義題目 授業の目標概要 イギリス契約法に関する英文入門書を通読する。 講義題目 授業の目標概要 現代に氾濫する大量の情報を主体的に選択した上で、それに基づく厳密な思考を積重ねつつ、歴史的・理論的な視点に立ち、自身の見解を形成すること、それを公共の空間での批判に耐えるような形で、言葉で表現する能力を持つことは、法と政治を学ぶ際には欠かせません。 しかし、そのような能力を培う場は、高校にも大学教養課程にも乏しいのが現状です。そこで、その欠を少しでも埋めようと、法学部の複数のスタッフは、従来から演習形式の授業を駒場で行ってきました。 著作物の精密な読解、主張を着実に伝える論述の方法、お互いの見解を深める議論の応酬、こうした訓練を積まないかぎり、十分に法を理解し、政治を考えることは困難です。このような能力は、司法・行政・政治を職業に選ぶ者にはもちろん、それ以外の場合でも、社会の一員として好むと好まざるとにかかわらず法と政治に関与する場面(わかりやすい例は選挙と裁判)で必要となる、貴重な素養です。 参加資格は、法学部進学希望者・文科1類学生には限りません。文系・理系の別も不問です。知的興味を持つ学生諸君を歓迎します。 講義題目 授業の目標概要 現在、中央省庁や地方自治体など政策の現場でEBPM(evidence-based policy-making, エビデンスに基づく政策形成)の導入が進んでいる。EBPMとは、政策の効果を科学的手法できちんと測定した上で、そうしたエビデンスに基づいて政策形成を行う活動である。 この授業では、EBPMの基本的な考え方や手法、海外や日本国内での先行事例、具体的な政策分析について理解を深めたい。 公務員や政策研究者を志望する人はもちろんのこと、シンクタンク、コンサル、NPOなどで政策に関わりたいと考えている人に特に参加してほしい。そうでない人ももちろん歓迎する。 開講 授業科目名 社会科学ゼミナール(法・政治) 開講 授業科目名 社会科学ゼミナール(法・政治) 開講 授業科目名 社会科学ゼミナール(法・政治) 開講 授業科目名 社会科学ゼミナール(法・政治) ジョン・スチュアート・ミル『自由論』を読む イギリス契約法 契約法は、イギリスで法学の入門科目として扱われる。またイギリス契約法は、国際的な商取引で広く用いられている。さらに、イギリス法はアメリカ法とともにコモン・ローと呼ばれる法的伝統の源であり、ドイツやフランスなど日本が大きく影響を受けてきた大陸法と呼ばれる法的伝統と異なる特徴をもつ。 本ゼミナールでは、イギリス契約法を、法学入門、イギリス法の理解、日本や大陸法との比較、国際商事取引の理解など、様々な観点から検討してゆく。 J. ハーバーマスとヨーロッパ統合 EBPM(エビデンスに基づく政策形成)の研究 担当教員 川出 良枝 担当教員 溜箭 将之 担当教員 伊藤 洋一 担当教員 内山 融 所属 法学部 所属 法学部 所属 法学部 所属 法・政治 曜限 月 5 曜限 月 5 曜限 水 5 曜限 金 5 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 展開科目 社会科学ゼミナール
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