2023Aシラバス
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時間割コード 50461 時間割コード 50462 A 時間割コード 50463 A 時間割コード 50139 A 時間割コード 50140 A 講義題目 授業の目標概要 講義題目 授業の目標概要 講義題目 授業の目標概要 今年度春に開講した「ことばと文学Ⅱ」では、『万葉集』が明治中期以降の百三十年間を通じ日本人の国民的アイデンティティーを支えてきた経緯を概観した。これは「『万葉集』と近代日本」の総論であった。今度は同じテーマの各論を格好の素材で取り扱う。近代の日本で『万葉集』ともっとも深い因縁で結ばれた人物は誰かといえば、間違いなく斎藤茂吉であろう。近代短歌史上の巨人とも評される茂吉の作歌信条が「写生/実相観入」と「万葉調」とに集約されることは周知のとおりだが、実のところ、彼が万葉尊信に突き進むまでの道のりは決して順直なものではなかった。一介の「みちのくの農の子」茂吉が『万葉集』と出会い、濃密な愛着を抱き、そのことをもって自らを日本文化の体現者と信じ込んでいく過程――それは、この国に〈国民〉というまことしやかな想像が蔓延していった過程の典型的実例にほかならない。 講義題目 授業の目標概要 アラビア語、そしてアラビア語で営まれた文芸作品について概観する(クルアーンなどの宗教的なものも含む)。 講義題目 授業の目標概要 人間は,環境から受け取った光や音の情報をもとに,外界のモノや出来事を認識し,過去の記憶や与えられた状況に応じて適切に反応し,また他の人間と相互作用することができる.このすぐれて知的な能力はすべて脳の情報処理によるものである.認知科学(cognitive science)とは,心理学・神経生理学・情報工学が密接に結びつきながら,その仕組みを解明し制御することをめざす巨大な学問領域である. 本講義では,多くの錯覚デモや模擬実験を体験しながら,知覚,認識,記憶,感情,思考,意識,社会性といった,人の心の基本的な仕組み及び働きを支えている脳情報処理の原理原則と,その背後にある生理学的・計算論的メカニズムの基礎を学ぶ.それによって,進化と学習が生み出した優れた情報処理マシンとしての脳と人間を理解するための知識と視点を身につけることをめざす.人工知能や脳信号解読を含めた脳工学技術や心理学の成り立ちにも触れる. 開講 授業科目名 A 開講 授業科目名 ことばと文学Ⅱ 開講 授業科目名 ことばと文学Ⅲ 開講 授業科目名 ことばと文学Ⅳ 開講 授業科目名 心理Ⅱ 日本民俗学からみる歴史 民俗学は国や地域ごとの特徴が大きい分野であるが、特に日本の民俗学はその成立の時期から現在まで、歴史学との深い関係によって特徴づけられてきた面がある。本講義では、日本の民俗学がどのように歴史を考えようとしてきたのかを、具体的な研究成果を紹介しながら示す。特にパブリックヒストリーや文化遺産など、近年の研究動向を意識しつつ、21世紀における歴史民俗学を構想してみたい。 「道成寺」の世界ー説話・絵解き・能・歌舞伎ー 1000年の時を超えて語り継がれてきた「道成寺」物語。説話に始まり、絵解き、民俗芸能、能、歌舞伎、演劇、映画、アニメ、舞踊と、さまざまなメディアに乗って、今なお新作が作り続けられている。「道成寺」の創造力とはなんなのか。 表面的に読めば、男女の行き違い、ストーカー殺人事件にすぎないのかもしれないが、丁寧に読み解いてゆくと、道成寺をめぐる土地性や、女性と水、蛇、鐘をめぐる様々な伝承が息づいていることが見えてくる。そうした伏流する物語とそのシンボリズムにも目を向けながら、一方で、そうした伝承から時に離脱し、さまざまなメディアに乗って、新たな表現方法を開拓しながら、新しい物語として再創造され続けてきた、それぞれの「道成寺」の魅力も掘り起こしてみたい。 国民歌集と国民歌人――斎藤茂吉を定点として掘り下げる『万葉集』の近代 ことばと文学Ⅳ 前イスラーム時代から近現代までを網羅し、アラブ世界でどのような文芸活動が行われているかを知り、日本人の視点からその性質や特徴を捉えていく。 心理学概論 担当教員 歴史Ⅱ 塚原 伸治 担当教員 沖本 幸子 担当教員 品田 悦一 担当教員 濱田 聖子 担当教員 本吉 勇 所属 歴史学 所属 国文・漢文学 所属 国文・漢文学 所属 古典語・ 地中海諸言語 所属 心理・教育学 曜限 火 5 曜限 火 5 曜限 火 5 曜限 月 3 曜限 月 3 対象 1年 文科 2年 文科 対象 1年 文科 2年 文科 対象 1年 文科 2年 文科 対象 1年 文科 2年 文科 対象 1年 文科 2年 文科 基礎科目 人文科学

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