時間割コード 60226 A2 身近な生命科学実習■全学体験ゼミナールを履修する場合は、必ずUTASでシラバスを参照し、本冊子には掲載されていない詳細な授業内容等を確認したうえで、履修登録を行ってください。 【注意】この授業は、開講日程の都合上成績が前期課程修了要件に反映されない見込みが高いので、履修にあたっては十分に注意すること。 *対面授業に参加可能な学生のみに履修を制限 *実験三昧・研究体験・生命科学分子生物学入門編 *少人数制 *体験を通じた“考えるトレーニング” ================================================================== この授業では、分子生物学の入門編に相当する実験体験を、実質6日間の集中講義で開口します。この実習の特色は、文理の垣根を越えてた少人数制、可能な限り個別最適なプログラムになるような授業デザインになっています。実習は、大きく分けて2つのパートに分けることができます。前半のAパートは、共通課題としてマグロ属魚類の魚種類判別実験を通じて、基礎的な実験スキルと、考え方を身に着けます。後半のBパートでは、前半で学習した内容を活用し、自由課題に取り組みます。日程の最終日は、各自の取り組んだ内容をラボミーティング形式で発表します。 Aパート 実験スキルと考え方の習得 マグロの切り身の味や形状からその種別を判別・評価することは、魚の専門家でない限り極めて難しい。では、どうすれば誰でも正確に再現的にマグロの種別を判別できるであろうか? 本実習では、分子生物学的手法を用いたマグロ属に属する魚の種別判別実験の体験を通じて、1. 基礎的な実験スキル・考察方法習得、2. ニュースなどでもよく出てくるDNA、PCRといった生命科学用語・技術の理解を学習することを目的とする。 【実習の流れ】 ① 本実習内容の説明 ② マグロからDNA抽出 ③ 遺伝子増幅法(PCR法)によるDNAの増幅とDNA配列特異的切断酵素による切断 ④ DNA断片を電気泳動により分離して検出 ⑤ 得られたDNAのパターンからマグロの種別判別 ⑥ サンガーシーケンス解析によるマグロの種別判別 ⑦ 結果に関する発表および、ディスカッション Bパート 自由課題を通じた“考えるトレーニング” 上記の既定の作業に加え、参加している学生各自の学習到達度・実験の進行度合いに個別に対応し、初心者でも理解可能なシンプルな課題を個人/グループに随時与える。Web 検索や過去のプリント集を閲覧しても、答えは簡単には見つからない。各自/グループは、実験を自らデザインして各種の検討を行う必要もある。規定の実習の作業内容に追加するこの “考えるトレーニング” 、答えが確定していない課題に挑戦する体験、楽しみながら実習に取り組んで欲しい。 【ガイダンス】 下記日程のお昼休みに実施する。 *ガイダンスは、オンラインのみ。 *昼食をとりながら参加可能。 *実験室を見学したい場合は、相談に応じる。 *別日程希望の場合は、個別にメールで対応する。 Zoom URL: 2023年10月10日(月)12:15~12:45 2023年10月13日(金)12:15~12:45 2023年10月17日(月)12:15~12:45 【実習実施日】 2024年2月1日(木)から2024年2月16日(金)までの期間(土、日、祝日を除く)から実質6日間出席日を個別に調整する。必ず出席する必要がある。定期試験や個別の事情により、実習実施日に参加できない学生は、*必ず*事前にその旨を連絡すること。相談の上、予備日から振替をすることが可能な場合がある。 【実習時間】 13:00~18:00 【お知らせ 最新情報の確認】 https://bit.ly/3KoTgJ1 【問い合わせ先】 kashima+MolBioDailyLife@g.ecc.u-tokyo.ac.jp ================================================================== In this course, students will discuss experimental experiences equivalent to an introduction to molecular biology in a six-day intensive course. The special feature of this training is the small class system that transcends the boundaries of the non-science and sciences, and the lesson design has been designed to be the most individualized and optimal program possible. The practice can be roughly divided into two parts. acquire experimental skills and ways of thinking. In the second part, Part B, you will use what you have learned in the first half and work on free assignments. On the final day of the schedule, each student will present their focused content in a lab meeting format. 授業の目標概要 開講 / Molecular Biology in our daily 講義題目 lives 担当教員 鹿島 勲 教養教育高度化機構 集中 所属 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 1 2年 文科 理科 全学体験ゼミナール
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