2023Aシラバス
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授業の目標概要 ■全学体験ゼミナールを履修する場合は、必ずUTASでシラバスを参照し、本冊子には掲載されていない詳細な授業内授業の目標概要 時間割コード 51464 A1 時間割コード 51436 全学体験ゼミナール 開講 開講 A ~物理の実験教室~ 変革期の社会と心理 1.立場の心理学:Crossing Your Culture-日本社会や他国のマジョリティの特権(権力含む)について考える/ 2.メンタルヘルス(心の傷とメンタルヘルス、大人の発達障がい、ストレス・マネジメント、感情のコントロール、コミュニケーション) 3.府中刑務所ツアー(希望者) 容等を確認したうえで、履修登録を行ってください。 この講義では、変革期の社会における様々な心理学のトピックを扱う。 1. 立場の心理学:Crossing Your Culture :これまでの多文化理解や国際化などの教育現場では、「他者」であるマイノリティー(弱者)」に焦点を当て、他者の立場について学ぶことが多いが、本科目では、マジョリティー側、「特権・権力を持つ者(社会における強者)」としての自己の立場に焦点を当てることで異文化理解を深めることが目標である。 特権とは「労なく得ることのできる恩恵」と定義され、努力のもとでなく、特権集団(例えば、人種でいえば、日本で日本人として生まれたこと、など)にたまたま生まれたことで自動的に受けることのできる恩恵のことである。「特権を持つ集団」、いわばマジョリティ集団に属する人々は、社会的強者の立場となる。本科目では、心理学の立場理論を通して、この社会における強者としての立場を可能にしている構造や制度について学ぶと共に、特権集団の持つ心理的特徴やアイデンティティ、社会化のプロセスについて紹介する。学生の皆さんが世界に通じる国際性豊かな人間になる上でも、「自分の特権に自覚的である」ことで、他者(ここでは社会的弱者)との信頼関係を得て、他者(弱者)と共により良い社会を築くには何をすれば良いのか、ということについて考察する。 2.メンタルヘルス: 自己理解を深めるため、臨床心理学の観点から、様々なメンタルマネジメントを紹介する。特に、ストレス・マネジメント、アンガーマネジメント、アサーション・トレーニングなど個々のウェルビーイング構築のスキルを、実践を通して身に着けることができる。主な精神疾患や発達障害(ADHD・自閉症など)についても紹介する。 3.府中刑務所への見学ツアー(質疑応答時間を含む) ■全学体験ゼミナールを履修する場合は、必ずUTASでシラバスを参照し、本冊子には掲載されていない詳細な授業内容等を確認したうえで、履修登録を行ってください。 皆さんは、教える側に立ったことがあるでしょうか?友達に授業でわからないところを教えた、弟や妹の勉強を見てあげた、あるいは親にパソコンの使い方を教えてあげた、など色々あると思います。これらは知識や技術をピンポイントに効率よく伝えられますね。家庭教師や塾講師で授業した場合は?じっくり時間をかけて問題の解き方や考え方を教えられますね。ではさらに、最近増えてきた「実験教室」では、何を教えられる(伝えられる)でしょうか?「実験教室」ならではの、伝える内容・深さ・効率(効果)があります。それを議論し、目的を達成できそうな教材開発・授業計画を行い、実践し、検証するのがこの授業の目標です。 「実験教室」の内容は、基本的に物理系です。実践の場は、埼玉県のとある地域の一般市民向け実験教室で、対象は小学生、日時は10月、12月、1月の日曜です。必須ではありませんが、極力1回は参加するようにしてください。詳細は授業でお話します。 サークルでも「実験教室」活動を精力的に行っているところもあり、実験教室で教える側に立った方もいるかと思います。それぞれの活動場所で、それぞれの目的があると思いますが、皆さんの知見を合わせ、さまざまな視点から実験教室を組み立てていきたいと思います。 多様性について) 講義題目 講義題目 科学教育の実践 担当教員 相談支援研究開発伊藤 圭子 担当教員 松本 悠 教養教育高度化機構 月 5 所属 曜限 単位 月 3 センター 所属 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 1 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2 2年 文科 理科 全学体験ゼミナール

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