2023Aシラバス
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授業の目標概要 本ゼミナールは工学部の化学システム工学科の研究室の協力により実施する全学自由研究ゼミナールです。研究室にお授業の目標概要 【注意】この授業は、開講日程の都合上成績が前期課程修了要件に反映されない見込みが高いので、履修にあたっては時間割コード 51377 時間割コード 51403 開講 生体を化学システムとして捉A えてみよう! 開講 生命の普遍原理に迫る研究体A いて最先端の研究を体験し、化学・生命系分野に関する理解を深めてもらうことを目的としています。 原則教養学部の講義と重ならない日程、時間帯に各研究室に数人のグループで参加し、研究室の教員や大学院生の指導のもとに、ショートコースの研究プログラムにしたがって実験・研究を行います。実際にゼミを行う日程、時間帯は受講決定後、受講生と受け入れ研究室との相談により決定します(3~4日間)。研究を体験できる貴重な機会ですので、多くの方の参加をお待ちしております。なお、この本ゼミは入門編ですので、高度な専門知識は必要ありません。対象クラスは1年 理科です。本講義を受講するためには、履修届提出のみではなく、別途申込が必要です。ガイダンスにて申込方法をアナウンスするので、必ずそれに従い申し込んで下さい。 【ガイダンス】 ------------------------------------------------------------ このゼミは10月3日(火)6限の工学部合同ガイダンスならびに10月5日(木)6限の化生系合同ガイダンスに参加予定です。いずれもオンライン開催です。ZoomのURLは後日UTAS掲示板のお知らせにて周知する予定です。 ----------------------------------------------------------- 十分に注意すること。 東京大学生物普遍性連携研究機構(Universal Biology Institute, UBI)に関連する研究室で研究体験型のゼミをおこなう。過去半世紀にわたる生命科学の進展により、我々は生体内で起こる分子レベルの反応の詳細や、それに関わる分子種についての膨大な知識を集積してきた。一方で、それら分子が総体として織りなす「生きている状態」とは、そもそもどういう状態なのか?そして、そのような状態を特徴付ける法則や原理は何か?このような基本的な問題について、我々人類はまだほとんど理解できていない。この問いは生物学のみに閉じた課題ではなく、現象の記述と理解に必要な数理科学の発展や、新たな実験・計測技術の開発を必須とする。この意味で現代生命科学は科学諸分野のフロンティアを押し広げるともに、これらを再統合する現場ともなっている。UBIでは、生物に共通する普遍的な法則とメカニズムの解明を目指し、従来の生物学の枠を越えて、数理科学、理論物理、分子生物学、生物物理学、進化生物学、有機化学、ナノバイオテクノロジー、細胞イメージングなど、広範な分野の研究者が共同で研究に取り組んでいる。 本ゼミでは、通常の学生実験や授業とは異なる、最先端の科学研究の現場を体験する機会を提供する。履修者は下記のいずれかの研究室に配属し、学問分野の垣根を越えた、分野横断的な科学研究に触れながら、基本的な実験技術やデータ解析手法を学習したり、数理演習や計算機実習を通じて理論研究の基礎を学んだりする。未知の分野にチャレンジし、将来的に自ら新しい分野を開拓していこうと思う意欲的かつ野心的な学生を歓迎する。 担当教員と研究テーマ 【駒場キャンパス】 澤井 哲: 細胞のナビゲーションを、実験的・理論的に理解する 若本 祐一: 細胞表現型ゆらぎと適応・進化の関係を探る実験研究 石原 秀至: 生命現象の数理モデルのシミュレーション 豊田 太郎: 人工細胞観察デバイスを微細加工技術で創って,人工細胞を実際に観察する 市橋 伯一: 機械学習を使って遺伝子配列から無細胞転写翻訳系での発現量を予測する 大泉 匡史: 大規模な神経活動データにおける神経情報表現の構造の解析 晝間 敬: 機械学習を用いた植物フェノタイピング技術の開発 小林 徹也: 新奇なアクティブマター相互作用が生む集団運動を考える 【本郷キャンパス】 古澤 力: 進化過程の計算機シミュレーションによって何が解るか? 岡田 康志: 顕微鏡を作って生きた細胞を計測する 伊藤 創祐: 情報理論や確率的な熱力学を用いた生命現象の理論研究 豊島有: 線虫の神経活動と行動の解析 【柏キャンパス】 岩崎 渉: 「生物情報科学」でひもとく生命システム進化・生物多様性 石川 麻乃: 分子と生態を横断し、生物の適応進化を理解する 講義題目 講義題目 験ゼミ 担当教員 太田 誠一 担当教員 石原 秀至 生物普遍性研究機構 集中 所属 工学部 所属 曜限 単位 対象 集中 2 1年 理科 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2 2年 文科 理科 全学自由研究ゼミナール

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