時間割コード 51445 時間割コード 51454 授業の目標概要 ☆受講希望者はガイダンスへの参加をご検討ください。詳しくは下記「履修上の注意」項を参照のこと。 授業の目標概要 【注意】この授業は、開講日程の都合上成績が前期課程修了要件に反映されない見込みが高いので、履修にあたっては開講 海のアジア2023 A 東南アジアとつきあう 開講 学部学生のための研究入門コース-UROP2 A (Undergraduate Research Opportunity Program 2) 日本と東南アジアは、古くから海を通じて交流が行われ、現代では日本にとっても重要なシーレーンが位置します「自由で開かれたインド太平洋」という戦略の下で、多くの国でASEAN地域の重要性が意識されています。その背景には、深まる米中対立を背景とした安全保障上の懸念があります。「グローバル・サウスの取り込み」という言葉を思い出した方もいるかもしれません。 さて、東南アジアとはどのような地域なのでしょうか。一言でいうと「多様性」です。宗教、言語、政治、どの点をとっても共通しません。ただ歴史を紐解くと、外の世界の影響ーーイスラーム商人や華人の流入、欧米による植民地化、日本軍部の侵略、近年では中国の南シナ海進出ーーを大きく受けつつも、変化に対して「強か(したたか)」に対応してきた一定の共通項が見いだせます。 「グローバル・サウスの取り込み」を一旦脇に置いて、一度その強かな歴史を振り返るのが本ゼミの1つ目の目的です。その理解を通じて、2つ目の目的は、受講生それぞれが東南アジアとの付き合い方について思案することです。そのうえで3つ目の目的は一方通行の「グローバル・サウスの取り込み」に批判的な視点を養うことです。本年は日本アセアン友好協力50周年にあたり、特別首脳会合に併せた学生会議も予定されています。ゼミを糧にして、そうした場で活躍してください。 受講生には、標準的な教科書を用いた授業とは別に、呉市での視察や識者を招いたセミナーへの参加を認めます(任意)。呉市での視察では、海上保安大学校や術科学校での現地見学や現地学生との交流を行う予定です(一部補助あり)。セミナーでは、10月12日の松川るい参議院議員をはじめ、ASEAN地域に深く関わる方を呼ぶ予定です(下記を参照)。なお各回の講師は、ASEAN各国での実務を経験した経済産業省の現職官僚がつとめます。 【予定セミナー(開催順)】 ・ シントン・ラーピセートパン氏(駐日タイ王国特命全権大使) ・(10/12開催)松川 るい氏(参議院議員、元防衛大臣政務官) ・ 河合 正男氏(元ノルウェー/ブルネイ大使) ・ 河田 敦弥氏(海上保安庁 国際戦略官) ・ 有馬 裕氏(外務省 南部アジア部長) 十分に注意すること。 駒場リサーチキャンパスにある生産技術研究所(生研)では、IT、ナノテクノロ ジー、バイオや環境の分野を始めとした、工学全般における様々な最先端の研 究を行っている。このような先端研究について、従来の受動的な授業とは異な り、自分自身の手を動かしながら研究を進め、実験や実習を通して実践的に学 んでいくのが、本ゼミナールの特徴である。 研究テーマに関しては、生研で行われている数々の研究から興味のあるテー マを選択する。授業の形態としては、選択したテーマを研究している研究室の一 員として、設定した目的や計画のもと研究を進め、最後に研究成果の発表を行 う。具体的な方法、内容や日時などの研究の進め方については、研究室の教員 と相談しながら決めること。 このような実際の研究プロセスを体験することにより、研究のノウハウを学んで いく入門コースである。 授業内容や研究テーマの詳細については、ホームページ (http://www.oshimalab.iis.u-tokyo.ac.jp/UROP/) を参照のこと。 ※履修人数を20名に制限する。 ※開講場所:生産技術研究所 ※ガイダンスは、10月3日(火)および10月5日(木)の2日間、12時20分より オンラインにて行う。2回とも同一内容で実施。 講義題目 講義題目 担当教員 山口 健介、公共政策大学院 木村 伸吾 担当教員 川越 至桜 所属 所属 生産技術研究所 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 集中 2 2年 文科 理科 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 集中 2 2年 文科 理科 全学自由研究ゼミナール
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