2023Aシラバス
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時間割コード 51431 時間割コード 51416 授業の目標概要 冷戦の終焉から30年経過した今、世界は再び核の脅威にさらされている。また、エネルギーや食料の価格高騰をはじめ、遠い国での戦争が我々の生活に大きく影響することを学生のみなさんも実感していることであろう。このゼミでは軍縮と平和について、感情論に陥らず、イデオロギー色をできるだけ排して、学び合い、語り合うことを目的とする。 今学期はSDGs(持続可能な開発目標)のGoal16「平和と公正をすべての人に」を主なテーマにかかげ、中央アジア諸国を事例として、ソ連からの政治・経済・社会の移行期に生じた(あるいは生じている)さまざまな問題に加え、ウクライナ戦争の影響等の現在進行中の問題についても研究する。関連する文献を多数読むほか、映像資料なども利用する。 なお、本授業はA2タームに実施予定の国際研修「平和のために東大生ができること:中央アジア研修」(渡航先はカザフスタン)の準備授業を兼ねる。同国際研修を履修希望の学生はこの全学ゼミを必ず履修すること。国際研修に参加しない学生の全学ゼミ参加ももちろん歓迎する。 授業の目標概要 インターネットには、さまざまな教材(テキストや動画など)があふれています。また自分で教材を作成して公開する開講 A 平和のために東大生ができること 岡田 晃枝 教養教育高度化機構 木 5 開講 A 「オープン教材」をつくろう! ことも容易になっています。 一方で、教育機関が作成した教材などをオンライン上で公開するなど、教育をオープンにする動き(オープンエデュケーション)も広まっています。 なぜオープンエデュケーションに関連する取り組みが行われるようになったのでしょうか。そして、わかりやすい教材を作るには、どのような点に気をつけ、どのように作成すればよいのでしょうか。 本授業の目的は、オープンエデュケーション(教育のオープン化)、教材設計の理論・方法について理解することです。また、それらの知識をより深く理解するため、オープンエデュケーションについて学べ、インターネットで誰でも自由に使えることを想定した教材(Open Eduactional Resources/オープン教材)を作成します。そして、作成した教材(スライドやテキストベースの教材のPDF)を実際にウェブサイトで公開することを目指します。さらに、一連の授業を通じて教育・学習のあり方についても考えます。 なお、本授業で扱う教材設計の理論・方法は、教材だけでなく授業づくりや日常生活における「教える」ことにも役立ちます。オープンエデュケーションや教材づくりだけでなく、「教える」ことについても学ぶことができます。 ・授業の目標 授業を通じて、次のことを達成します。 1. オープンエデュケーションやオープン教材の定義を説明できる 2. オープンエデュケーションやオープン教材の事例を列挙できる 3. 教材設計の理論と手順、注意点を説明できる 4. グループで教材を設計できる 5. グループで教材を作成できる 6. 教材設計の理論に基づいて他者の教材を評価できる 講義題目 講義題目 担当教員 担当教員 中澤 明子 教養教育高度化機構 金 2 所属 所属 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2 2年 文科 理科 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2 2年 文科 理科 全学自由研究ゼミナール

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