2023Aシラバス
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時間割コード 51371 A 時間割コード 51459 授業の目標概要 現代社会ではブログやニュース、買い物、 SNS 、ゲーム、行政サービスなどさまざまな分野でWebサービスやスマートフォンアプリなどが利用されており、社会基盤となっていると言っても過言ではないでしょう。また、情報の授業や競技プログラミングなどでプログラミング自体にふれる機会も増えており、情報技術への関心が大変高まっています。しかし、例えば簡単なSNSサービスを作ろうとするだけでも「アカウントや投稿などの情報をどう保存するか」「保存した情報をどう表示するか」「自分で作ったシステムをどう世の中に公開するか」といった多くの課題を解決する必要があり、コードが書けるだけではサービスを作ることはできません。 本講義はすでにプログラミングに触れたことがある人を主な対象とし、実際に手を動かしながら実践的な課題に取り組むことで、世の中にサービスを提供していくために必要な技術を一通り学んでいきます。これにより基本的なWebサービスを動かすため必要な要素を俯瞰できるようになり、今後みなさんが新たに社会へ価値を届けることができる基礎的な体験を提供することを目指します。また、今後より専門的に情報科学を学習する前に俯瞰的な知識を得ておくことで、今後理解をさらに深めていく礎となることも期待しています。 ------------------------------------------------------------ ※このゼミは10月3日(火)6限(18:45~)にZoomで行われる工学部合同説明会への参加を予定しています。 ZoomのURLは後日UTAS掲示板のお知らせにて周知いたします。 ------------------------------------------------------------ 授業の目標概要 このゼミは対面で行います。説明会もまた第一週に対面で開催します。もっとも体調など個々の学生の状況に応じて、オンラインでの参加を認めてハイブリッドで開催することもあります。なお、授業前にオンラインでの講義や打ち合わせがある学生については、東大先端研の牧原研究室でオンラインで視聴するスペースを用意しますので、事前に申し出た上でオンラインの打ち合わせなどに参加した上で、対面のゼミに参加して下さい。 牧原研のYouTubeチャンネルに、ゼミの概要を過去の年度も含めて配信していますので、そちらをご覧ください。 URLはhttps://www.youtube.com/channel/UCjmHAPyMqKTnE1NKAK_k6hgなど、過去のものも含めて適宜参照してみてください。どうしても説明会に参加できないが(できなかったが)受講を希望する学生については、個別にcontact@pha.rcast.u-tokyo.ac.jpまでご連絡ください。 また事前に質問などがあれば、個別ないしはグループでのオンラインのプレゼミを開始します。上記アドレス宛にご質問など投げてください。 今年で11年目となるこのゼミでは、多読、乱読、ときに精読を心がけ、古今東西の政治学に関する本を「読み破る」ことを目標にします。毎週1冊本を読んで短いペーパーを書いて全員が事前にそれを読んだ後ゼミが始まります。ゼミでは、いくつかのペーパーを取り上げて、全学生が意見を言う、質問をする、反論をする、といった議論を繰り返します。もちろん人の意見をじっくり聞くことも大事です。教員はできるだけ議事進行に努めますが、ここぞというときには今学生に必要と判断したコメントを出すようにします。学生同士の議論が基本です。そこから何が得られるのでしょうか。もちろん政治と政治学についてよりよい読みを目指して理解を深めることはとりあえずの目標です。しかしそれだけではありません。まずは自分の考えを構築してみましょう。その上で他の学生からの質問で驚いたり考えたりすることで、一冊の本に対する多様な理解があることを知るでしょう。集合知としての本に対する理解というものがあることに気づいてほしいと思います。そこから初めて自分の読みが広がります。このように自分の読みを深め広げることこそが、これから勉学を深めたり、研究に踏み込んだり、自分の人生を生きぬく力を得ることができるのです。 こうした読書とそれについての思索・議論は、海外の大学の授業では基本的な開講形態です。また文理の学問分野の違いから言えば、このゼミでの読書とそれについての議論とは、理系にとっての実験がそうであるように、文系にとっての「実技」です。読書自体は特別なことではないのですが、毎回気心の知れた多くのメンバーと読書して語り合う経験は、皆さんにとって特別貴重な経験となるでしょう。 ゼミでは、そのためにいろいろな仕掛けを用意しています。ゼミ生同士で読書会をしたい人たちは、先端研の牧原研の自習室を自由に利用することができます。著者同席の回や、「私の勧める一冊」という回もあるでしょう。ゼミ終了後恒例のブック・サロン、ブック・トリップ、ラボ・アドヴェンチャーも可能な範囲で行うことを考えています。すでの多くの修了生がいますが、これらは修了生も一部参加することがあり、読書を重ねた先輩からいろいろな話を聞いたり、議論したりすることができるでしょう。また、夏休み・春休みには「合宿」(宿泊が難しい場合は、一日講義室でゼミを行う形をとります)を行います。合宿で何をするかは未定ですが、ここ数年、夏合宿は本の集中的な講読、冬合宿は本に関するドキュメンタリーを製作することが課題でした。 ※受講人数:あらかじめ制限はしない。 開講 講義題目 実践のためのWebプログラ開講 A -多読・乱読・精読ゼミ- ミング 講義題目 読み破る政治学 担当教員 鳴海 紘也 担当教員 先端科学技術研究セ牧原 出 所属 曜限 単位 工学部 木 5 所属 ンター 対象 1年 文科 理科 2 2年 文科 理科 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 木 5 2 2年 文科 理科 全学自由研究ゼミナール

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