(人間・環境) 時間割コード 50302 時間割コード 51332 時間割コード 51316 総合科目 D 講義題目 授業の目標概要 講義題目 授業の目標概要 講義題目 授業の目標概要 開講 A 科学技術社会論 開講 授業科目名 A 現代工学概論 開講 A 現代工学基礎Ⅰ 科学技術社会論入門 【授業の目標】 科学技術社会論(Science, Technology, & Society)の学術的な基礎や事例に触れ、科学技術と社会の間で生じる諸課題について、自身で考えてみる。 【授業の概要】 現代社会には科学技術を抜きには考えられない課題群がある一方で、科学や技術の知だけでも解決できない社会の諸側面の課題が多くある。そうした課題は、環境問題、医療、災害、格差や差別、デュアルユース、新型コロナウィルスの流行など、さまざまな場面で立ち現れる。 科学技術社会論は、科学や技術と社会との界面において生じる事象や問題を、社会学、文化人類学、歴史学、哲学、政治学、経済学および科学計量学、科学技術政策論などのアプローチを用いて探求する分野である。科学技術社会論の扱う課題群には、必ずしも答えがないけれども現実的に対処しなければならないものが多くある。なかには、時間やコストの制約によって課題解決や意思決定のために適切な専門知を得ることが難しい場合や、専門知をふまえたうえでの社会的判断に論争がある場合もある。議論や対話を続けること自体に意義があるもの、さらには問いの枠組みや前提自体を問う必要のあるものもある。また、近年では、SNSの普及のように過去にはなかった要素も出現している。 本科目では、科学技術社会論におけるさまざまな事例を通して、科学的合理性と社会的合理性、「固い」科学観や作動中の科学、科学者の社会的責任、科学的助言、科学と社会、信頼、科学コミュニケーション、法と科学、事前警戒原則などのテーマを扱う。授業の中で、科学技術社会論のものの見方に触れ、物事を所与のものとせず、健全な懐疑や多角的視点をもって自身で考えてみることが期待される。 工学概論 工学とは、科学技術を用いて経済的・社会的価値を生み出すための学問である。対象は宇宙、地球、地域、都市、社会、産業、製品、生活から生命、分子、原子まで、多岐にわたる。生み出される価値も、地球環境の保全、経済発展、利便性、快適性、安全安心から心の豊かさまで、幅広い。一方で、現代社会が直面する課題は、差別、貧困、気候変動、社会の超高齢化、ウイルス感染症など、複雑さと困難さを増している。工学が真に人類の福祉へ貢献し、未来社会を切り拓いていくためには、これらの課題を克服するための解決策を世に提示しなければならない。 本講義では、現代社会における工学分野の複数の課題に対して、それぞれ2回ずつ講義を行い、初回は専任教員による学術面からの講義、2回目はそれに関連する産業界の方の講義に加えて、後半に専任教員と学生を含めた比較的長めの質疑時間を設け、教室全体でその分野を深掘りしていくことを目指す。全13回の講義の中で、工学の全体像を把握するとともに、工学の基底をなす基本的な方法論を理解する。 四力学とデザイン入門~デザイン×キカイ 機械工学科で伝統的に教えられてきた四力学(ヨンリキガク)は,機械力学、材料力学、熱工学、流体力学からなり、自動車、鉄道、航空機、ガスタービン、スマートフォン、医療器械など、あらゆるものの設計に必須の知識となっている。さまざまな機械を生み出すためのいわゆるエンジニアリングには、デザインの思考と発想力が不可欠である。そしてその発想をかたちあるものにする設計する技術、これを実際にかたちづくる生産加工技術、この2つの連携が我々の生活を豊かにする様々な機械を生み出す。 講義は「デザイン」の観点から機械工学科で教育・研究されている様々なトピックスを学ぶ。四力学の材料力学(ザイリキ)・熱力学(ネツリキ)・流体力学(リュウリキ)・機械力学(キリキ)、ロボティクス、モビリティ、レーザ、ヒト、カンセイ、プロセスなどをキーワードに また、新規事業創出の考え方の概略を学び、自分の中のモヤモヤをアイディアに変えていくワークショップを行う。具体的には、「アナロジー思考」によるアイディア発想方法や「リーン・スタートアップ」によるアイディアの磨き方を実践的に学ぶ。 授業科目名 川中 孝章、吉田 英弘、鶴岡 慶雅、山本 晃生、横関 智弘、岡本 晃充、授業科目名 担当教員 福本 江利子 担当教員 廣井 悠 担当教員 泉 聡志 所属 曜限 情報・図形 火 2 所属 曜限 工学部 木 5 所属 曜限 工学部 月 5 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科
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