2023Aシラバス
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(思想・芸術) 時間割コード 50440 時間割コード 50666 時間割コード 50690 A 時間割コード 50291 A 総合科目 A 講義題目 授業の目標概要 講義題目 授業の目標概要 講義題目 授業の目標概要 日本は思想的に二重構造をもつ。日本古来の伝統的な思想と、特に明治期以降に咀嚼してきた西洋由来のそれである。つまり、伝統的思想と西洋思想が私たちを大きく規定している。したがって、西洋思想史について基本的素養をもつことは、今を生きる私たちにとって大きな意味をもつ。とはいえ、西洋思想史は実に広大な対象をもち、その大枠を広く浅く学ぼうとすると、あまりにも浅くなり、断片的な知識の単なる集積に終わりかねない。そこで、本講義では、まず、思想史学でも概念史に焦点を絞る。それも、私たちを規定する度合いが大きい「時間」「空間」「力」の3概念について、一定の深さの理解を得ることをめざす。また、概念はそれのみに焦点を合わせたのでは、その特徴の理解に至らない。西洋における時間概念の特異性を知るためには、他地域における時間概念と比較することが有用である。このため、比較概念史的アプローチについても紹介する。 講義題目 授業の目標概要 科学は不変の真理を扱った学問というイメージを抱くが、その一方で、科学は古代からの長い歴史を持っており、地域や時代によって様々な「科学」が営まれ、今日の科学が形成された。本講義を通じて、科学という営みを世界の歴史の視点から見るきっかけを与える。具体的には、古代から近代科学成立にいたるまで、科学が各地域各時代で、どういった人々によって、どういった目的で、どのような形ではぐくまれてきたのかをたどる。 開講 A 開講 A 開講 授業科目名 西洋思想史 開講 授業科目名 近現代フランス美術入門-ジャンルの交差と越境 この授業では、近現代フランス美術史において、さまざまなジャンルがどのように交差してきたのかを学ことを目的とします。フランス美術の歴史を、様式の変遷や巨匠の列伝からのみ語るのではなく、諸ジャンルの絡み合いの中で作り上げられる軌跡として捉えることで、文化的諸事象や社会的な現象との相関関係の中で理解することを目指します。 倫理思想としての儒教 中国思想は東洋思想の重要な一部分であり、日本の文化・社会にも大きな影響を与えた。この科目では倫理という分野を主軸に、中国思想史に関する入門的な講義を提供する。 歴史的に中国と呼ばれた地域の倫理思想は、儒教によって代表される。孔子が作り出し、孟子・荀子などが育てた儒教の倫理思想は、やがて歴代王朝の「国教」となり、現地の人間関係や社会秩序を二千年余りにわたって強く規定した。彼らは具体的に、どのような倫理を求めたのだろうか? 人と人の正しい繋がりを、どうすれば実践できると考えたのだろうか? そして何よりも、儒教の倫理思想は皆を幸せにしたと言えるのだろうか? まずは、春秋時代に始まった儒教の倫理思想が、前漢・後漢でひとまずの完成に至るまで。次いで、南宋の朱熹(朱子)や明の王守仁(王陽明)による新たな展開。以上二つに重点を置き、その理論的な歩みと、それが社会にもたらした影響について理解しよう。論理が整わずに終わった部分や、負の遺産と呼ぶべき物事からも目をそらさず、中国で語られた倫理の思想を、様々な角度から冷静に見つめてほしい。 概念史入門ー比較思想の観点から ギリシャ科学から近代科学まで 授業科目名 比較芸術 授業科目名 東洋思想史 科学史 担当教員 比較文学比較文化松井 裕美 担当教員 水口 拓寿 担当教員 廣野 喜幸 哲学・科学史 水 5 担当教員 三村 太郎 哲学・科学史 火 2 所属 曜限 火 4 コース 所属 曜限 国文・漢文学 水 4 所属 曜限 所属 曜限 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科

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