2023Aシラバス
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(思想・芸術) 時間割コード 50469 時間割コード 50689 時間割コード 50289 時間割コード 51077 総合科目 A 講義題目 授業の目標概要 講義題目 授業の目標概要 講義題目 授業の目標概要 講義題目 授業の目標概要 開講 A 開講 A 開講 A 開講 A 思想史のなかの「精神分析」 十九世紀の終わりに神経症の治療法として登場した精神分析は、二十世紀以降人文諸学のさまざまな分野において参照されるようになり、その発想や概念の理解は、現代思想の展開を理解する鍵の一つとなっています。この授業では、精神分析学がそうした位置を占めるようになった歴史的な経緯を、特に創始者フロイトからそのフランスにおける展開に注目して辿りつつ、その基本的な発想や概念を、精神分析学内外のさまざまな文献に即して紹介します。さらに講義では、このアプローチが一般に現代の「こころ」をめぐる議論において提起するさまざまな問題や、隣接領域との歴史的あるいは今日的な関連についてもお話ししたいと思います。 セクシュアリティ論(クィアスタディーズ) セクシュアリティ論、とりわけ1990年代から25年にわたるクィア・スタディーズの議論の基礎を学び、セクシュアリティをめぐる現代日本の様々な文化的・政治的事象を分析しながら、性、欲望、身体の構成が文化や法や政治とどうかかわってきた/いるのかを考えます。 授業修了時に、セクシュアリティに関する処分権を読む際に必要となることの多い基本的な用語や概念、現在セクシュアリティをめぐって交わされている多方面における議論の概観を理解していること、セクシュアリティについての議論に参加するために欠くことのできない基本姿勢を身につけていることを、目的とします。 ジェンダー論、セクシュアリティ論についての基礎的な知識は求めません。 初回授業はオンラインになります。そのあとは対面ですが、グループワークの実施と報告にはおそらくGoogle Classroomを使います。 デザインを考える/デザインから考える この授業では「デザイン」を単なる意匠や機能性としてではなく、近代における人間の生活様式の設計として考え直し、その視点から近代デザインの歴史を現在にいたるまで概観し、その上でデザインの観点から現代の諸問題について考察を試みる。 偽西洋音楽史【標本集】 「音楽」(と一般的に呼ばれる営みと経験)には、一見すると他の種類の芸術と比べて特異な(存在論的)条件がふたつばかり付き纏っているように思われる。ひとつは、そのつどの演奏を超えた次元に物体として存在しないこと。もうひとつは、にもかかわらず、演奏を取り巻く諸々の物体(楽譜、楽器、映像、録音、レヴューなど)が存在し、それらを使うことで「再演」を試みられること。このふたつの条件が組み合わさることによって、音楽の歴史はそのつどの現在における関心事を推し進めるために、そのつどの過去に存在したとされる(が不在の)音楽をでっちあげることによって、そのつどの未来を切り開いてきた創造的ないし暴力的な捏造行為の連なりとして辿ることができる。 この授業ではそのような観点から、主に西洋の音楽史を「偽音楽史」の集積として読解する。ただしこの読解自体が正史の装いを纏ってしまわないようにも、連続的な通史ではなく、あちこちの時代に散見される偽音楽史の事例を標本として集め、小咄として編纂し、キーノートを使用した学術的「紙芝居」のオムニバスとして語っていく。その過程で、偽とはなにか、嘘とはなにか、歴史とはなにか、といった問いをさまざざまな角度から実践的にひねくりまわせるといい。人工知能の広まりに伴う(歴史記述を含めた)創造行為の問い直しが頭の片隅にある。 授業科目名 精神分析学 授業科目名 表象文化論 授業科目名 美術論 授業科目名 音楽論 担当教員 原 和之 担当教員 清水 晶子 担当教員 桑田 光平 担当教員 中井 悠 所属 曜限 フランス語・イタリ火 5 ア語 所属 曜限 表象文化論水 5 コース 所属 曜限 表象文化論火 2 コース 所属 曜限 表象文化論金 5 コース 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科

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