時間割コード 50240 A 時間割コード 50953 A 時間割コード 50029 A1 講義題目 授業の目標概要 日本語史は、特に書記言語に関してきわめて多彩な様式を成立させてきたことに特徴がある。 講義題目 授業の目標概要 中国の文章語は、戦国の諸子百家や『史記』『漢書』などの歴史書においてその骨格を確立し、中国はもとより日本・朝鮮・ベトナムなど東アジア世界における知の世界の共通語となった。日本ではそれを訓読の技法によって日本語の中に取り入れ、今なお国語科の中に「漢文」と称して位置づけている。しかしそのためにかえって、それが本来中国語であった事実は、学習の現場においては忘れられがちでもある。 この科目を漢文と呼ばずに古典中国語と称するのは、その本来の姿に注意するからであるが、他方で、訓読を通じてそれを日本語化したものまで含めて扱う。近年の古代中国語の研究成果を踏まえて、高等学校で「漢文」として学習したものをいったん外国語として客観化し、より本質的な理解に到達することと並んで、国語学の研究成果をも参照しつつ、古典中国語を日本の先人たちがいかに日本語世界に取り入れてきたかを理解することもまた、この科目の目標である。 この科目は、古典中国語が流通した東アジア諸地域の研究を志す者に、そのために必要な読解力の基礎を身につけさせることを目的の一つとするが、それにとどまらず、日本語の使い手として、「漢文」を新たな角度から学び直してみたいと考える者の受講をも、大いに歓迎する。 講義題目 授業の目標概要 開講 授業科目名 古典日本語 開講 授業科目名 古典中国語 開講 授業科目名 日本語上級 漢字・漢文による日本語表記史・文章史(上代~中世) 本講義ではそのうち、上代から中世に至る、漢字(正訓字)・漢文による日本語表記史および文章史を扱う。 具体的な資料読解を通じて、日本語漢字表記史・文章史の多様性を理解し、ある程度まではその読解能力を身につけることを目標とする。 語学としての漢文 アカデミックライティング(1) ー日本語の短編小説を読み、エッセイを書く Academic Writing and Japanese literature 1: Writing Essays This course is designed for students at the advanced level of Japanese. This course introduces academic writing, citation style in Japanese and critical thinking to students taking this course. It also enhances the development of students’ skill in thinking reflectively and self-regulated learning. Specifically, by the end of the course, students are expected to be able to do the following: 1)read a Japanese short story critically 2) make an outline of an academic essay 3) write an academic essay in appropriate structure, format and style 4) cite other studies within reports/papers 5) reflect on their own learning process and assess the progress. 担当教員 矢田 勉 国文・漢文学 火 1 担当教員 谷口 洋 国文・漢文学 金 2 担当教員 藤井 明子 所属 曜限 所属 曜限 所属 曜限 日本語 月 1 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 総合科目 L その他外国語
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