2022Aシラバス
55/298

展開科目 文理融合ゼミナール 51292 A 51296 A 51298 A 講義題目 授業の目標概要 zoomusic/ZOOM音楽 Zoomでしか演奏・視聴できない音楽(あるいはその他のパフォーマンス)を構想・制作・実演します。 コロナ禍においてZoomを使ったさまざまなコンサートやパフォーマンスが行なわれていますが、そのほとんどがこれまでと同じような作品の再生・再現を目指すもので、メディア環境の変化を積極的に捉えてそこから新しいパフォーマンスのかたちを模索する試みはあまり見当たりません。しかしこのような主要メディアの変化は、音楽の制作から演奏、そして視聴の方法全体に再考を促し、これまでとは異なる音楽を異なる仕方で創造するチャンスでもあります。ただしそのためには、普段何気なく使っているZoomというメディアを固有の楽器として捉え、その特性を様々な角度から分析することが必要です。その過程で、過去の実験音楽や実験的なパフォーマンスの事例をモデルとして参照することも役に立つでしょう。いちおう「音楽」と題していますが、ダンスなどを含む広義のパフォーマンス作品であればとくにジャンルの限定を設けません(逆に「音楽」だとしても映像の要素を考える必要があります)。 *今セメスターと重なる時期に、東京現音計画というアンサンブルに招かれて、東京でzoom音楽のコンサートを企画するので、そちらの公演にもつながる作品が出てくるといいです。 個と群 講義題目 授業の目標概要 【注意】この授業は、開講日程の都合上成績が前期課程修了要件に反映されない見込みが高いので、履修にあたっては十分に注意すること。 美術家の野老朝雄氏をお招きし、本学で「かたち」について研究者している舘知宏と協働しながら、集中講義で制作を行う実技の授業です。野老さんの制作のプロセスを受講者が実際に手を動かしながら一緒に実践します。 野老は、図形的操作や幾何学的原理に基づき、単純なピースを組み合わせて平面や空間を充填することで、多様な表現を生み出しています。東京2020オリンピック・パラリンピックエンブレム「組市松紋」をはじめとし、紋様作品、グラフィックデザイン、建築ファサードデザインなど、その表現は多岐にわたりますが、野老はこれらの表現の体系を「個と群」と呼んでいます。 本科目では、受講者は実際に手を動かしながら、「個と群」による表現のアクティビティを実践します。 さらに授業中の講評・講義では、「かたち」を通して、幾何学、アルゴリズム、生物、建築などを横断した学問のつながりをたどります。例えば、「個と群」の原理は古今東西の紋様、建築や宇宙構造物、セル材料、結晶や準結晶の原子配列、あるいはウイルスのカプシドの自己集合など、自然現象や人工物に普遍的にあらわれる考え方です。 本授業では、つくることを通して科学・数理の現象を理解したり、美術の背後にある数理を解き明かすことにつながり、時々研究論文も生まれます。興味ある人は「研究入門」の履修も検討ください。 現代の芸術概論(Artを作るということはどういうことなのか) 講義題目 授業の目標概要 本講義では、20世紀初頭から現代にかけての芸術の歴史を学んだ後に、アーティスト/キュレーターたちがどのようにして作品/展示を制作するのか、Artを作るということはどういうことなのかについて、現役で活躍しているアーティスト/キュレーターを毎週お呼びし、授業/ワークショップを行っていただくオムニバス形式の講義です。 今この時代を生きる現役のアーティストが、どのようなことを考え悩みながら作品を作るのかを知り体験し議論してもらうことで、別のものの見方を身につけることを目的とします。 時間割コード 時間割コード 時間割コード 開講 授業科目名 文理融合ゼミナール(メディアと芸術) 開講 授業科目名 文理融合ゼミナール(メディアと芸術) 開講 授業科目名 文理融合ゼミナール(メディアと芸術) 担当教員 担当教員 中井 悠 担当教員 池上 高志 土井 樹 舘 知宏 所属 教養教育高度化機構 所属 教養教育高度化機構 所属 教養教育高度化機構 金 5 金 4 曜限 集中 曜限 曜限 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科

元のページ  ../index.html#55

このブックを見る