展開科目 社会科学ゼミナール 展開科目 社会科学ゼミナール 時間割コード 50178 A 51301 A 51302 A 講義題目 授業の目標概要 1.国際政治の基本的な問題である戦争/平和について知識を得、考える能力を養う エビデンスに基づく政策立案 講義題目 授業の目標概要 私たちの身の回りの公共政策は、本来何らかの望ましい目的を実現するためにあります。しかし、政策の目的、手段、効果が客観的に理解可能なかたちで提示されているとはいいがたく、従来の延長や、利害関係者が要望する中間点を政策帰結とすることが多いのが現状です。 現在、国・地方の行政機関は、エビデンスに基づく政策立案(Evidence-based Policy Making以下、EBPM)を推進しています。エビデンスとは、何らかの主張を行ううえで根拠となる論理的思考の一群を指し、利用可能な量的・質的データから構成されます。 授業では、エビデンスとなる官民データに実際にアクセスすることで、利用可能なデータの現状を把握します。次に基本的な統計処理の方法を紹介し、社会調査データを用いたデータ分析を行います。各自が問いを立て、データを用いて何らかの政策的含意を導出することを到達目標とします。 「ハーバーマス『公共性の構造転換』(1962)を読む」 講義題目 授業の目標概要 現代に氾濫する大量の情報を主体的に選択した上で、それに基づく厳密な思考を積重ねつつ、歴史的・理論的な視点に立ち、自身の見解を形成すること、それを公共の空間での批判に耐えるような形で、言葉で表現する能力を持つことは、法と政治を学ぶ際には欠かせません。 しかし、そのような能力を培う場は、高校にも大学教養課程にも乏しいのが現状です。そこで、その欠を少しでも埋めようと、法学部の複数のスタッフは、従来から演習形式の授業を駒場で行ってきました。 古典的な著作の精密な読解、主張を着実に伝える論述の方法、お互いの見解を深める議論の応酬、こうした訓練を積まないかぎり、十分に法を理解し、政治を考えることは困難です。このような能力は、司法・行政・政治を職業に選ぶ者にはもちろん、それ以外の場合でも、社会の一員として好むと好まざるとにかかわらず法と政治に関与する場面(わかりやすい例は選挙と裁判)で必要となる、貴重な素養です。 参加資格は、法学部進学希望者・文科1類学生には限りません。文系・理系の別も不問です。知的興味を持つ学生諸君を歓迎します。 本演習では戦争について考える。ウクライナにおける衝撃的な限定戦争の勃発にみられるように、戦争はなかなかなくならない。それはそもそも何か、なぜ起こるのか、どんな性質をもつのか、歴史上いかなる形で生起したのか、特定の作法はあるのか、歯止めは考えうるのか、終わらせる方法はあるのかなど、多くの問いがある。ガイダンスのあと、基本的には訳書を含めた和書を――できるだけ古典に位置づけられるものを多く取り上げ――毎回一冊読む予定。余裕があれば、具体的な日本の安全保障上の諸課題、台湾と半島の有事などについて織り交ぜ、ゲストを呼ぶなどして、幅を広げたい。なお、ここでは、サイバー、宇宙、先端技術、経済安全保障などの関連トピックは直接は扱わず、歴史・理論の観点から戦争という現象に迫っていきたい。 2.現在進行形の問題を、広く理論や歴史の観点から相対化して分析する素地を作る。 3.多読と精読の訓練をする。 4.併せて、討論やプレゼン(+司会)の技法を学ぶ。 時間割コード 時間割コード 授業科目名 開講 社会科学ゼミナール(法・政治) 開講 授業科目名 社会科学ゼミナール(法・政治) 開講 授業科目名 社会科学ゼミナール(法・政治) 担当教員 田中 雅子 担当教員 伊藤 洋一 担当教員 遠藤 乾 所属 法・政治 所属 法学部 所属 法学部 月 5 水 5 水 5 曜限 曜限 曜限 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科
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