2022Aシラバス
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全学体験ゼミナール 51385 51386 授業の目標概要 授業の目標概要 ■全学体験ゼミナールを履修する場合は、必ずUTASでシラバスを参照し、本冊子には掲載されていない詳細な授業内容等を確認したうえで、履修登録を行ってください。 森と言われれば何が思い浮かぶだろうか。茫漠と良いイメージが浮かぶ一方で、どこか生活からは遠い存在かもしれない。しかし、日本は国土面積の約7割を森林が占めており、かつそのうちの多くは人の手が入った森である。そして、森林は木材生産、環境保全、防災など様々な機能をもち、それらは人間の生活を支えてきた。また、環境条件だけでなく、人の関わりの程度により様々なタイプの森が形成されており、そこから生み出された文化が社会を豊かにしてきたように、森は我々の生活と地続きなものである。これらの森は、放置しておけばよいのではなく適正な管理、すなわちあるべき森の形を設定し、そのために手を加える必要がある。加えて、森林の持つ多面的機能と整理されるように、1つの森林が複数の機能を持つという森林の持つ特徴も忘れてはならない。 本講義では、森林の持つ多面的機能のうち、保健・レクリエーション機能、文化機能に重きを置きながら、砂防林、人工林、二次林、神社風致林など、人の手で造られた様々なタイプの森林や管理方法を学び、管理作業を身をもって体験し,今後の望ましい森林造成や管理のあり方について考える導きとする。 2 2 時間割コード 時間割コード 開講 人の手で作り管理する森林 開講 秋の奥秩父を巡る A A 講義題目 講義題目 担当教員 安村 直樹、大谷 侑也、水内 佑輔、浅野 友担当教員 山田 利博、坂上 大翼、平尾 聡秀 子 所属 曜限 単位 農学部 集中 所属 曜限 単位 集中 農学部 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 ■全学体験ゼミナールを履修する場合は、必ずUTASでシラバスを参照し、本冊子には掲載されていない詳細な授業内容等を確認したうえで、履修登録を行ってください。 森林は多様な生物の生息場所であるとともに、人にとっても水や食物などさまざまな恩恵をもたらす存在です。日本の国土の約7割は森林に覆われていますので、森林を知ることは、自然の成り立ちや、人と自然のかかわりを知ることそのものであるといえます。しかし、現代の日常生活では、森林の生命の営みや森林の恵みを経験的に知る機会は決して多くありません。秩父演習林の位置する奥秩父山系は関東甲信越地方の水源地であり、深い森林と切り立った渓谷が原生的な自然を形作っています。気軽に行ける場所ではありませんが、関東地方で人間の影響の少ない自然に触れることができる数少ない地域です。 本ゼミでは、秩父地方の自然史や生業に関する事前講義を踏まえ、奥秩父山系の森林生態系や人と森林の関わりについて見学を行います。具体的には、標高に伴う森林の推移、森林に対する自然撹乱、樹木の更新、動植物の分布、シカによる植生衰退、山地森林のもつ水源涵養機能など、森林生態系の動きについて経験を通じて学びます。また、かつて薪炭林だった二次林や生産林としての人工林など過去から現在までの森林利用、そして山林に関わる産業として木材加工についても学びます。最終的には、手つかずの老齢林と、資源利用されてきた二次林・人工林を比較し、森林の成り立ち・人と森林のかかわりについて、自らの体験をもとに考えていただくことを目標とします。本ゼミを通じて、奥秩父地域の自然を体験し、経験的に自然を知るという科学の基本的なアプローチを学ぶことを期待しています。 ※対面での現地講義に参加可能な学生のみに履修を制限します。 ※受講人数を7名以下に制限します。 ※受講希望者は10月6日(木)のガイダンスに参加して下さい。 ※担当教員:山田利博・平尾聡秀・坂上大翼 ※農学部ウェブサイトの全学自由研究ゼミナール・全学体験ゼミナールのオンライン合同説明会に資料を掲載しています。

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