全学自由研究ゼミナール 51448 51449 51450 授業の目標概要 皆さんは性教育と聞いてどんなことを思い浮かべますか? 授業の目標概要 東京大学教養学部へ、ようこそ。君たちは『医療』の社会性について考察したことはあるだろうか? 「敷居が高いなぁ」「お説教されるの?」「今さら恥ずかしい」――そう感じる人も多いかもしれません。 日本では性感染症や想定外妊娠の防止などに重きが置かれがちな性教育ですが、国際的には、ジェンダーやセクシュアリティ、人権なども内容に含む「包括的性教育(Comprehensive Sexual Education)」が主流になりつつあります。 そこで本ゼミでは、UNESCOをはじめとする国連機関が性教育の国際的スタンダードとして提示している『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』をベースに、知識の獲得だけでなく、参加者間のディスカッションやワークショップを通して「包括的性教育」を実践していきます。 授業を通して、 ①性に関する科学的根拠に基づく知識と、 ②自他の健康やウェルビーイング、人権を尊重しながら、人間関係を築き社会に携わるスキルの獲得を通じ、 ③自分らしい意思決定や生き方をできるようエンパワーメントする ことを目標とします。 「女なら」「男なら」「彼女なら」「彼氏なら」――様々な社会的プレッシャーが溢れる現代社会において、自分らしく生きるための力をみんなで身につけていきましょう! 高騰する医療費問題。脳死臓器移植や透析差し控えのような医療倫理。世界に冠たる先進国日本における貧困と障がい者差別。国際的に「KAROSHI」として通用する、日本社会特有とされる過労死問題。福島原発事故により放射線被害を受け、生業を奪われた人々の暮らし。HIV感染症を通して見る、医学の進歩と医療の停滞、日本社会の差別構造(性感染症、同性愛)。 諸君が医学の道に進むかどうかは別として、我が国におけるこういった様々の問題について、教養学部生の間に知識を得て、考察を深めることは、非常に意義深いといえよう。 当ゼミ、日本の医療の光と影は、学生の希望により開かれる全学自由研究ゼミナールであり、駒場において14年の長きにわって開催し続けている、少人数制の自主ゼミである。 今期は、「KAROSHIの社会医学~過労死を生産する東大」、「障害者と戦争~切り捨てられる人権」、「The 地域医療~CareとCureと人生と」の3つのテーマを深めていく。 時間割コード 時間割コード 時間割コード 開講 ベルカント研究ゼミナール 開講 『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』に基づく包括的開講 日本の医療の光と影 A A A 講義題目 講義題目 講義題目 性 担当教員 学生による全学自由研究ゼミナール 夏目 張安 担当教員 学生による全学自由研究ゼミナール 福田 和子 担当教員 学生による全学自由研究ゼミナール 土谷 良樹 所属 所属 所属 水 5 2 木 5 2 木 5 2 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 授業の目標概要 イタリア、ベルカント唱法の発声と呼吸法を学び、輝きに満ちた広がりのある声と、表現豊かな歌唱力を身につける。 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科
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