☆受講希望者はガイダンスへの参加をご検討ください。(詳しくは下記「履修上の注意」項を参照。) ウクライナ危機を経て台湾有事が現実味を帯びるなか、これまでの国際秩序の「ゆらぎ」を皆が感じています。最近の中国の東シナ海や南シナ海における海洋進出は、このゆらぎへの対処を考える為の一つの具体的事例として考えることができます。本ゼミでは昨年に引き続き、ゆらぎへの対処の処方箋を東南アジア地域とのつきあい方に求めたいと思います。 東南アジアというと、何を思い浮かべますか?民主主義と強権主義、成長する都市と停滞する農村、仏教とイスラム教。。。何か捉え所がありません。それは、国ごとに異なる歴史的、文化的、社会的な「多様性」こそが、東南アジアを特徴づけているからです。ところが南シナ海を囲む一つの経済圏・文化圏として東南アジアを捉えると、共有する経験も見えてきます。19世紀の欧米の影響(植民地化)、20世紀のアメリカの安全保障体制、そして21世紀に入って以降の中国の海洋進出。。。域外強国の海洋進出への対応を迫られるという経験を共有しているのです。そんな東南アジアとどう付き合うか?「海域アジア」論の見方も取り入れて、ゆらぎへの対処を考えてみたいと思います。 本ゼミでは標準的な教科書を用いた座学に加えて、海上保安大学校や術科学校での現地見学や現地学生との交流を行います(呉市巡検に関しては、一部補助します)。また講師もアセアン各国における大使経験者や現職官僚が主につとめ、実務の経験から東南アジアとの付き合い方に示唆を引き出していきます。本ゼミを第一歩として、「日本アセアン学生会議」など更なる活動に取り組むことを通じてキャリアを広げてゆくような意欲的な受講生を募集します。 全学自由研究ゼミナール 51422 A1 51427 51428 授業の目標概要 授業担当者の専門分野である教育社会学では、研究者たちによって学問的見識に基づく様々な社会発信が行なわれている。そうした社会発信の一つの手段である「新書」(岩波新書、中公新書、ちくま新書など)は初学者には格好のテキストとなる。そこでこのゼミナールでは、こうしたテキストを多数取り上げ、それに入門的な解説を加えつつ講読する。受講者全員で自由に議論を行うことで、学生諸君の教育と社会に関する知的好奇心喚起の一助となることを目指す。 授業の目標概要 2 2 2 時間割コード 時間割コード 時間割コード 開講 講義題目 新書で考える教育と社会 開講 駒場すずかんゼミナール「学開講 海のアジア2022 東南アジアA A 講義題目 藝饗宴」 講義題目 とつきあう 担当教員 中村 高康 担当教員 鈴木 寛 担当教員 山口 健介 所属 曜限 単位 教育学部 所属 公共政策大学院 所属 公共政策大学院 月 1, 木 1 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 授業の目標概要 爛熟期を迎えた19世紀末フランスのサロン、とりわけ詩人マラルメの「火曜会」を範とする本ゼミは、文部科学副大臣も務めた東京大学公共政策大学院教授の鈴木寛(すずかん)主催のもと、『学藝饗宴』と題して学術と藝術を綜合する教養教育を目指すものである。 「すずかんゼミ」として四半世紀に亘り開講されてきた歴史を持ち、2017年度より新たに本題にて開講されている本ゼミの主な授業内容は、ゼミ生同士の対話および各界の第一線で活躍するゲストを講師に招き行うセッションである。過去にお招きした講師の方々については、是非下記のFacebookページにて確認してほしい。 本ゼミは、特定の問題についての答えを与えるものではない。むしろ、関心のある領域をそれぞれが見出し、頭から離れなくなるような問いを得ることを目的とする。問いに際して、論理や経験から答えを導こうとするだけではなく、個々人が自らの真善美を追求し、感性を磨きあげることに重きをおく。分からないものの分からなさに好奇心を抱き自らの血肉として結実させようと試みる学生を歓迎する。 ※本講義は集中講義形式の授業であるが、履修者・OB/OG・オムニバス講師等が主体的に開催する毎週のサブゼミが火曜日19~21時に行われる。集中講義も基本的に同時間帯である。このサブゼミに毎回参加できることが履修に際しての前提条件となる。 ※選考をガイダンス時に行い、受講者を若干名に限定する。 ※過去の選考課題、その他の詳細はFacebookページ(https://www.facebook.com/MinervaKomaba/)を参照すること。 集中 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 集中
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