2022Aシラバス
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総合科目 C(社会・制度) 51092 A 51093 A 50443 A 講義題目 授業の目標概要 人類の歴史を巨視的にとらえるさまざまな歴史観(マクロ・ヒストリー)を紹介し、その妥当性を検討します。 歴史観(マクロ・ヒストリー)の探求 マクロ・ヒストリーとは、単に歴史を記述するものではなく、歴史の動きを内在的または外在的要因によって説明しようとする試みです。もちろん歴史学とは無縁ではありませんが、むしろ思想の系譜としては、哲学や政治思想、経済思想の分野から生まれてきたものです。 マクロ・ヒストリーには、技術や生産力の成長が社会の変動をもたらす、自然環境によって社会の発展パターンが決まる、といったように客観的な条件によって人類の歴史を説明するものと、民主主義や自由、あるいは特定の宗教などの理念が歴史を動かすと説明するものがあります。 また、おのおのの社会の内在的発展を見ようとする歴史観、社会の間の相互作用を重視する歴史観、さらに世界全体を見なければ意味がないとする歴史観など、歴史を見る単位による類型化もできます。 こうしてさまざまな歴史観を対比し、関連づけ、類型化することを試みたいと思います。また、理論の紹介するだけでなく、批判的に考察し、データで検証します。 大学受験のために多くの人が世界史、日本史の勉強をしたと思いますが、この講義では歴史観という軸によって学んだ知識を再活性化します。 社会調査研究の考え方と実際 講義題目 授業の目標概要 こんにち,さまざまな場で「データ」にもとづく議論,意思決定の重要性が認識されるようになっている。社会調査データはそのうちの主要なものの一つである。グラフや表などできれいに整理された数値や図を見ると単純で簡単であるように見えるが,その背後にはさまざまな手続きや作業が存在する。この授業では,(1)「社会調査」がどのようなものか,(2)社会調査を実施するためには何をしなければ(しては)ならないか,(3)社会調査に類する各種調査にはどのようなものがあるか,(4)得られたデータをどのように整理するか,(5)社会調査を実践する上での倫理的問題,などを取り上げる。以上の点について理解し,自ら調査を企画・実践するための基礎的素養を身につけることが,本授業の目的である。 経済政策を問い直す 講義題目 授業の目標概要 経済政策が常に論争の的となるのはなぜか。国民経済を領域とする経済政策はグローバル経済のもとでどこまで可能なのか。環境問題や男女格差、貧困の是正が課題とされているにも関わらず、現実は逆行しているようにみえるのはなぜか。本講義では、こうした問いに答えるため、経済政策の基礎的な枠組みを学びつつ、通例のマクロ経済学や厚生経済学など「狭義の経済学」の枠組みを超えて、自然と人間ー社会との相互作用という視点から経済政策を考える。 時間割コード 時間割コード 時間割コード 開講 授業科目名 政治経済学 開講 授業科目名 計量社会科学 開講 授業科目名 経済政策 担当教員 丸川 知雄 担当教員 石田 賢示 担当教員 安部 竜一郎 所属 経済・統計 所属 経済・統計 所属 経済・統計 金 2 月 1 火 5 曜限 曜限 曜限 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科

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