総合科目 B(国際・地域) 51327 A 51328 A 50694 A 50276 A 講義題目 歴史の中のイスラームーーその文化的多様性を中心に 授業の目標概要 本講義では、イスラーム社会の歴史的かつ文化的多様性に焦点をあてることにより、「イスラーム世界」や「イスラーム文化」とは何かについて考える。現在、世界人口の2~3割を占める18億人がイスラーム教徒(ムスリム)と見積もられているが、その歴史をひも解くと、「イスラーム」や「ムスリム」の実態は、地域や時代によって千差万別であった。西アジア、東南アジア、中央アジアから中国、北・東アフリカ、インド、ヨーロッパなど、歴史的に見てもムスリムが暮らした地域は世界中に広がっている。とりわけ、西アジアの場合、イスラーム教が入ってくるよりも先に、サーサーン朝やビザンツ帝国といった強大な文化圏が存在しており、イスラーム文化もまた、これら既存社会の文化的伝統に大きく依拠していた。このようなイスラーム社会の歴史的・文化的多様性を理解することを本講義の目標とする。 中国古代史論 講義題目 授業の目標概要 文明の誕生から大唐帝国にいたるまでの中華文明の多元性、多様性を東部ユーラシアの枠組みの中で体系的に理解できるよう講義を中心に学ぶ。中華文明の歴史に対する基礎知識を習得するとともに、それを東アジアや東部ユーラシアとの関わりにおいて理解し、近年の発見や研究による新しい見方について知る。 ローマ帝国下の多神教と一神教 講義題目 授業の目標概要 ローマ帝国はともすると、ラテン文化、イタリアの文化の華開いた地域と思われるかもしれない。しかし、実際にはローマ帝国の覇権のもとで、ヘレニズム文化と呼ばれるギリシア文化を媒介とした文化交流が東地中海・近東地域で展開していた。そして、この豊かな文化的土壌のもとで、ユダヤ教やキリスト教、イスラーム教といった一神教も大きな発展をとげることになる。 本講義では、ローマ帝国の歴史を簡単に追いながら、ローマ帝国下で展開された諸宗教のあり方を追っていく。そして、現在ではカトリック圏と東方正教圏、イスラーム圏といった形で分裂した形で描かれがちな地中海沿岸地域が共通の文化的伝統を持っていたことを確認しながら、それら諸宗教の基礎となる聖典類の発展を見ていく。そこからは、現在ともすると宗教対立などの言葉で語られがちな社会情勢を相対化する視点も得られるであろう。 文化人類学入門 (Introduction to Cultural Anthropology) 講義題目 授業の目標概要 本講座は文化人類学に関心のある学生向けに、同学問の特色、史的経緯から現代の展開そして残されている課題や今後の可能性に至るまでを、基礎的な説明を中心に講義を行ってゆく。どちらかというと初学者向けの内容となるが、既に関心があり、自己学習をしている者にとってもコースワーク(毎回のリフレクションペーパー等)を通してさらに理解を深められるような工夫もしていきたい。 時間割コード 時間割コード 時間割コード 時間割コード 開講 授業科目名 歴史と文化 開講 授業科目名 歴史と文化 開講 授業科目名 世界史論 開講 授業科目名 文化人類学Ⅰ 担当教員 佐川 英治 担当教員 守川 知子 担当教員 田中 創 担当教員 関谷 雄一 所属 教養学部 所属 教養学部 所属 歴史学 所属 文化人類学 月 1 月 5 木 1 火 2 曜限 曜限 曜限 曜限 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科
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