講義題目 授業の目標概要 言語学者フェルディナン・ド・ソシュールによって創始され、20世紀に展開された記号論の概要を理解できるようにす総合科目 A(思想・芸術) 総合科目 A(思想・芸術) 時間割コード 50668 A 50194 A 50942 A 日常的な言語行動に関する日本語と中国語の対照研究 講義題目 授業の目標概要 本授業では、現代中国語でのコミュニケーションにおける、日常ありふれた「ことば(の使用)」の実態を詳細に考察し、日本語と比較することにより、中国語という言語の特徴を詳らかに示すとともに、中国人の思考や認識、感覚などを分析することを目指す。 言語学のサピア=ウォーフの仮説(言語相対性仮説)は「言語の違いは、思考や世界の認識に対して影響を及ぼす」と主張するものであるが、確かに、個別の言語はそれを母語とする人々の思考や認知との間に深い関係を有している。換言すれば、「言語」は少なくとも「人」を造っている重要な要素のひとつであり、各言語に見られる種々の様相は、それを用いる人々の思惟や感覚、思想などの諸要素が反映された所産だと言って良いだろう。 授業では、中国語の特徴を考察する基準として、日本語(と時には英語)の実態との比較を行ない、対照的に考察することによって、日中(英)語の相違点についても考える。たとえば、日常用いる挨拶ひとつを取り上げてみても、日本語の「こんにちは」に対して、中国語では“你好!”、英語では“Hello / Good afternoon”など、一見同じような意味の挨拶語は存在するものの、細かく観察すれば、これらの挨拶語の使用実態と意味がまったく同一ではないことが理解できる。その相違点は、それぞれの母語話者が有している思考と感覚の違い、さらに言えば言語的な成り立ちの違いに基づくものである。 本授業では、こういった、いずれの言語にも存在する、似て異なる「ことば」の使用の実態を取り上げつつ、中国語の特徴について考えてみたい。 記号論と現代思想 る。構造主義から始まる現代思想への入門にもなるようにする。 アーサー王物語の諸相--その翻訳と翻案の歴史 講義題目 授業の目標概要 時代を超え、国境を越えて語り継がれ、書き継がれてきたアーサー王伝説。人々はこの物語に何を託し、この物語を通じて何を訴えようとしてきたのでしょうか。そして現代の私たちは、長い伝統を持つこの物語の中にどのような意味を見出すことができるのでしょうか。本授業では、12世紀以降の8世紀間にイギリス、フランス、アメリカ、日本で書かれた様々なジャンルの作品を読解しながら、アーサー王の物語が翻訳や翻案を通じて新たな意味を獲得し、各々の時代や文化の中で多様な変貌を遂げていった様を詳細に観察し、分析します。 時間割コード 時間割コード 授業科目名 開講 言語比較論 開講 授業科目名 記号論 開講 授業科目名 翻訳論 担当教員 小野 秀樹 担当教員 郷原 佳以 担当教員 小林 宜子 所属 言語情報科学専攻 水 5 所属 言語情報科学専攻 月 5 所属 言語情報科学専攻 金 2 曜限 曜限 曜限 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科
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