1年 文科 2年 文科 水 1 S 1年 文科 2年 文科 森 芳樹 S 1年 文科 2年 文科 水 1 S 1年 文科 2年 文科 火 5 学 S 時間割コード 時間割コード 時間割コード 時間割コード 基礎科目 人文科学 30590 講義題目 授業の目標概要 30591 講義題目 授業の目標概要 30592 講義題目 授業の目標概要 30554 講義題目 授業の目標概要 開講 開講 ことばと文学Ⅰ 開講 ことばと文学Ⅰ 開講 ことばと文学Ⅱ 歴史学の思考法(1) 「歴史を学んで何になるんだろう」――年号や人名の暗記に苦しんだ受験勉強の最中に、そんな風に思ったことはないだろうか。しかし歴史学とはもちろん暗記ではない。「史料に基づき過去の人間生活の事象を研究する学問」である。それは専門的な学問領域であると同時に、“歴史学的にみる・考える”という普遍的な思考力を身に付けるためのトレーニングでもある。物事を常に長期的な視野で見る姿勢、経験不可能な物事に対するリアルな推測力、「現在」を相対的に視る力――歴史学によって必然的に養われるこれらの力(=歴史学的思考)は、過去を振り返るときだけでなく、今を生き、未来を踏み誤らないためにも必要不可欠のものだろう。 こうした認識に基づき、前期課程の学生が、歴史学的思考法とは何かを知り、“歴史学的にみる・考える”力を養うことができるよう、教養学部の歴史学教員は、「歴史Ⅱ:歴史学の思考法(1)」と「歴史Ⅰ:歴史学の思考法(2)」(Aセメスター開講)のふたつの授業をリレー講義形式で行うことにした。いずれも5名ずつの教員からなり、両方受講しても、いずれか一方を受講しても差し支えないよう、内容やバランスを加味して構成してある。 歴史学の研究とは、どのような発想と手法によって進められ、その結果どのような歴史像が描き出されるのか。歴史学を専門的に学びたい学生ばかりでなく、歴史学的思考法を身につけたいと考えるすべての文科生に受講してほしい。 意味論に基づく言語の比較対照と普遍性:ドイツ語を中心に この講義では、先学期の総合科目に引き続き、主にヨーロッパの諸言語を扱いながら、様々な言語現象について各言語でどのように表現されるかという観点から、「言語」とはなにかということと個別言語の特性とはなにかということの双方について考察を進める。ただし今回は基礎科目での開講で枠組みも異なり、先学期の講義を前提としない、新しい講義となる。日本語との対照も課題の一つである。 ドイツ語を中心に据えて、意味論(・語用論)、統語論上の現象を扱いながら、言語の対照比較について議論する予定である。 語用論入門 語用論とは、音韻論や意味論、形態論、統語論等と並ぶ言語学の一分野である。言語表現に内在する構造や機能ではなく、用いられる環境に依拠して出現する要素を語用論は扱う。しばしば「語用論のゴミ箱」といういささか不名誉な比喩にも用いられる分野であるが、人間が言葉を用いて社会的行為を行う際に働いている原理・原則を理解するには、語用論の知識は不可欠なものである。本講義では語用論の諸概念(照応、前提、含意、言語行為、ポライトネス等)を学ぶ。身の回りに観察できる言語使用から関連する例を収集し、語用論的な分析ができるようになることを目指す。 『万葉集』東歌を読む 東歌は『万葉集』巻十四所載の短歌230余首の総称。前半の90余首は国別に分類されているが、それらをも含めてすべて作者不明。全巻中の異彩ともいうぺき歌々であり、性愛の歓喜をほがらかに歌い上げたものや、誇張された表現で笑いを誘うものが多い。 東歌は過去100年あまり、防人歌とともに『万葉集』の全階級的布陣の例証と見なされ、国民歌集としての『万葉集』像を支えてきた。種々の検証を通じて認識を抜本的に改める。 授業科目名 歴史Ⅱ 授業科目名 授業科目名 授業科目名 担当教員 田中 創 担当教員 担当教員 遠藤 智子 担当教員 品田 悦一 所属 曜限 歴史学 所属 曜限 ドイツ語 水 1 所属 曜限 言語情報科学専攻 所属 曜限 国文・漢文対象 対象 対象 対象
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