1年 文科 2年 文科 月 3 S 1年 文科 2年 文科 月 3 S 1年 文科 2年 文科 火 5 S 時間割コード 時間割コード 時間割コード 基礎科目 人文科学 30166 講義題目 授業の目標概要 30167 講義題目 授業の目標概要 30553 講義題目 授業の目標概要 開講 開講 開講 東南アジア近現代史概論 本講義では主に19世紀半ばから現在に至るまでの東南アジア史を扱います。東南アジアにおける「近代」であり、おおまかに言うと、独立前と独立後にそれぞれの二つの経路があります。独立前には、東南アジア大陸部においては伝統国家が西洋帝国主義に支配されます。それに対し、東南アジア島しょ部では交易のネットワークが明確な領域を持つ植民地に組み込まれます。その後それぞれが独立していきます。そして、一方では共産主義を国家の体制に組み込まれるベトナムなど、他方では資本主義体制を是とするフィリピン、マレーシア、シンガポールがあります。それが、1990年代前後には市場経済化され、一部の国は民主化されます。 近年では、グローバル・ヒストリーが旺盛であり、歴史認識の単位としての国民国家を乗り越えて、人々の繋がりが強調されます。他方、東南アジアにはインドネシアから東ティモールまで11の国民国家が存在しており、近現代においては、それぞれが固有の歴史を歩んできたと考えることもできます。また、東南アジア地域主義の結実としてASEANが論じられますが、そこでも国家代表による合議という側面も否定できません。 そこで、本講義では、 【第1部】19世紀半ばまでの東南アジア世界 【第2部】各国のナショナリズム、それぞれの植民地主義の影響 【第3部】日本占領の衝撃 【第4部】独立後:共産主義、開発主義、地域主義の模索 と時系列的に扱います。インドネシア、マレー、フィリピン、ビルマ(ミャンマー)、ベトナム、タイ(シャム)の主要なナショナリズムおよび国民国家を中心に取り扱います。ただし、第7回ではラオス、カンボジアを扱い、第9回ではラオス、第11回ではカンボジアにも触れます。第12回では「小国」を論じます。 基本的な認識としては、人権や民主主義の没落の問題はあるにせよ、それなりの共存が達成され、それなりに安定した地域形成がされてきたのが、この地域の特徴です。多様であり衝突するが極端に酷いことにはならない、他者に対する不満はあるが、おおむね大規模な武力衝突は回避する、というような行動様式がそれなり機能してきており、域内の大国が覇権を求めることを自制するという謙虚さもあります。それぞれの国のナショナリズムが強く、国力が増すと覇権や倫理的優位性を求めるという東アジアの近現代史とも、基準を設定しその基準を達成できない人々に対しては暴力と支配を厭わないという西洋の近現代史とも異なる歴史が東南アジアにはあります。本授業では、国民国家中心というやや古臭いアプローチを基調としつつも、この地域に対する理解を深めることを目標とします。 衣食住からみたインド近代史 この授業では、植民地期から独立前後にかけてのインド社会の変遷を、衣食住をめぐる議論に焦点を当てながら考察する。植民地支配の拡大、ナショナリズムの台頭、独立後の国民国家建設というそれぞれの過程が、人々の衣食住のあり方をめぐる認識や実践にどのような影響を与えていたのかを、異なる立場や社会集団に属する人々の事例を取り上げながら検討する。インド近現代史への理解を深めるとともに、様々な史料に触れながら、歴史研究の可能性について考察してみたい。 アメリカ合衆国と「人種」の歴史 本講義は、アメリカ合衆国の歴史のなかで、「人種」という概念が生成し、変容していく過程を通観し、ひいては、今日のアメリカに顕著な分極化の意味を問い直すものである。具体的には、近代アメリカの奴隷制から20世紀の人種隔離制度(ジムクロー)、遺伝学や人類学から派生した「科学的人種主義」、そして現代の貧困や暴力と結びついた「新しい人種主義」などをトピックとして取り上げる。 上記のように、多様な形態で現れるアメリカの人種問題は、各時代の政治や社会、対外関係と密接な関係がある。「人種」の歴史を学ぶことで、今日にいたるアメリカ史の大きな流れを理解してほしい。 授業科目名 歴史Ⅰ 授業科目名 歴史Ⅰ 授業科目名 歴史Ⅰ 担当教員 岡田 泰平 担当教員 井坂 理穂 担当教員 中野 耕太郎 所属 曜限 歴史学 所属 曜限 歴史学 所属 曜限 歴史学 対象 対象 対象
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