初年次ゼミナール理科 教養学部(化学部会) 工学部 教養学部(物理部会) 工学部 農学部 31690 水 3 授業の目標・概要 (授業の概要) 全ての生き物において、タンパク質は、DNA遺伝情報をもとに合成され、生命活動を維持するのに必須の生体分子である。タンパク質は、食事としても体に取り入れる必要がある栄養素でもあり、また、医薬分野や産業的にも利用されている。本ゼミナールでは、この身近な分子「タンパク質」をターゲットに、自ら問題を発見し、科学的な問いとして設定し、問題を解決するプロセスを通じて、主体性を育成する。 (授業の目標) ・未知なる問いへの探求姿勢、問題発見・解決する能力、論理的思考力を身に付ける。 ・グループでの協同学習により、分析的、批判的思考、建設的議論、コミュニケーション能力を鍛えることを目指す。 ・文献検索、研究倫理の理解、論文読解能力、プレゼンテーション能力、レポート・論文執筆能力などのサイエンティフィック・スキルを身に付ける。 31691 水 3 授業の目標・概要 原子力エネルギーの原理を理解し、それらの社会受容性を討論する。特に、他のエネルギー源との比較、地球環境の影響、廃棄物処分の問題を調査、議論し、社会受容性を考える。そして,複雑な問題の中から課題を抽出し、その解決方法の発見を試みる。最後は討論内容をプレゼンテーションし、発表技術も向上させる。 31692 水 3 授業の目標・概要 (授業の目標) ・サイエンスにおける問題発見と解決方法の基礎を学び、結論だけでなく科学者の思考過程そのものを理解できるようになる。 ・「科学発表の3原則」である、「正しく、分かりやすく、短く」を心がけて実践に生かせるようになる。 ・自ら問題に取り組みながら科学研究に必要な「論理的な思考力」を磨くことで、学問の進め方の基礎を身につける。 (授業の概要) 物理学の発展の歴史に相対論を位置付け、アインシュタインの仕事を通して発見の軌跡を自分たちで追体験します。また、科学研究の成果をいかに正確に、そして分かりやすく伝えるかを重視して、議論や発表の基本を学びます。小グループ分けによる協調学習を通して、論理的な思考力を深めることを目指します。 31693 金 4 授業の目標・概要 本講義では、工学部応用化学科で現在展開されている無機化学・有機化学・計算化学をベースとした材料・デバイス開発研究の世界最先端トピックを取り上げ、ブレークスルーを生み出すきっかけとなった発見や成果をもたらした研究を通じて化学研究の魅力に触れると共にベーシックなサイエンティフィックスキルの習得を目指す。主に、化学センサ、高分子材料、蛋白質機能などを題材として、最先端研究を牽引する研究者による話題提供や文献読解により研究背景や基本原理、実際の研究とその舞台裏、応用展開や新しい概念の創出に至るまでを順を追って学び、グループディスカッションや演習などにより理解を深める。 31694 金 4 植物研究入門 -生態系からゲノム編集まで- 授業の目標・概要 植物は二酸化炭素と水、太陽エネルギーを使って光合成を行い、人類をはじめ他の生物の生存に必要不可欠な有機物と酸素を作り出します。国際連合が定めた17の持続可能な開発目標 (SDGs:Sustainable Development Goals)のうち、特に「2. 飢餓をゼロに」「15. 陸の豊かさを守ろう」を達成するためにはより一層植物の食物、生態系を支える生産者としての役割が重要となってきます。また、私たちを取り巻くさまざまな植物=「みどり」は私たちの暮らしにゆとりやうるおいを与え、安全で快適な生活に不可欠な役割を担っていることから、「11. 住み続けられるまちづくりを」「3. すべての人に健康と福祉を」などの目標とも深く関わっています。農学や生態学の専門家が担当する本初年次ゼミでは、「作物の栽培化からゲノム編集作物誕生までの歴史」や「まちのみどりから乾燥地の緑化まで、暮らしと生存を支える植物の多様な機能」について、関連する論文に基づいてグループディスカッションやフィールド調査を行います。そして人類の生存、そして持続的な文明を築く上でどのように植物と向き合い利用していくか、その道筋を考察します。 非凡なタンパク質を探索しよう! 原子力エネルギーと社会/ Nuclear Energy and Society 相対論について考える 化学のブレークスルーに学ぶ(2) 若杉 桂輔 斉藤 拓巳 酒井 邦嘉 長島 一樹 大黒 俊哉、森田 隆太郎
元のページ ../index.html#84