2022Sシラバス
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初年次ゼミナール理科 31655 火 4 授業の目標・概要 生物の優れた仕組みに着想を得たモノづくりの新奇な企画提案を行う。 そのために, (1)生物の優れた機能を解明した研究,またはバイオミメティック・バイオインスパイアドというキーワードに基づいて行われたモノづくり研究の過去の例を学ぶ(文献検索と読解,発表を通じた情報共有)。 (2)小グループに分かれて,(1)で得られた情報などを参考に議論し,柔軟な発想で,生物の優れた仕組みに着想を得たモノづくりの企画を考える(課題解決のためのグループワーク)。 これらを通じて, ・コミュニケーション能力を伸ばす。 ・プロジェクトを推進する時に,何が分かっていて,何が分かっていないのか,何が問題で,どうやったら解決できるのか,自分の頭で考える能力を身につける。 ・試行錯誤やプロジェクト推進の難しさと,計画性の重要性などを学ぶ。 ・自分の考えを,分かりやすく他人に伝え,情報を共有することで,新たなアイディアや知見を得るためのコミュニケーション能力の基礎を身につける。 アリとヒトはどのように同じでどのように異31656 火 4 授業の目標・概要 授業の目的: ・英語原著論文の基本的な構成を知り、そこから有益な情報を抽出するための基本的技術を習得する。 ・既存の先行研究に基づいて、背後にある普遍則への気づきから、ヒトを含めた生物多様性の中に未解明の現象を発見するための基本的技術を習得する。 ・アリの観察を契機に、身近な生物多様性の重要性への意識を涵養する。 授業の概要: 野外生物の興味深い生態の紹介を見聞きする際に、我々ヒトの特性への関連を想起させる表現が用いられることがしばしばある。これはどのくらい妥当なことなのだろうか。もちろん、ヒトとその他の生物種とはさまざまな点で異なっており、それが全体としての生物多様性を構成している。しかし、同じ「生物」として、また、同じ「システム」として、表層的な類似性には実は深い関連があるかもしれない。本授業においては、社会性昆虫の一種アリをテーマとして、かれらの社会が示す興味深い現象を報告した英語原著論文を読解するところから始め、我々ヒトを含めた他生物との類似性への気づきに基づいて、一研究者としてそれを生命の普遍性への理解につなげることを試みたい。視点の異なる他受講生との活発な議論を希望する。 31657 火 4 授業の目標・概要 今年の講義資料および昨年までの講義の様子は以下のURLを参照 http://www.eidos.ic.i.u-tokyo.ac.jp/~tau/lecture/programming_math_physics/ コンピュータ(プログラミング)を使って,数学や物理の問題,実世界の問題を数学や物理の言葉で定式化した問題を解く方法を学びます.そうすることを通してプログラミング,数学,物理を学ぶとともに,それらの分野に対する勉強の動機・意欲が高まることを期待します. 実際の問題をいくつか,例・テンプレートとして提示し,グループに別れて解法や,問題の発展形や一般化などについて議論します.それと並行して,プログラミングの基本について,演習します.最後に,お互いが解いた問題について発表しあう,発表会を行います.途中でも,グループの間でのアイデア交換や進捗状況の共有のため,適宜ミニ発表会を行います. バイオミメティック・エンジニアリング なるのか 数学・物理をプログラミングで考える 砂田 祐輔 土畑 重人 山崎 俊彦 生産技術研究所 教養学部(生物部会) 工学部

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