初年次ゼミナール理科 舘 知宏 31642 火 3 授業の目標・概要 データ分析とは現時点で入手可能なデータから(個別のデータにはあまり意味を持たない場合でも)重要な情報を抽出することが目標であり、取り扱うデータの種類、性質、どのような情報を抽出したいのか、などに応じて適切な分析手法を選択する必要があります。特に将来予測、すなわち現時点までの推移データから将来起こりうる推移を「外挿」することを目的とする場合、分析結果の少しの違いが予測幅に大きな変化をもたらします。 本ゼミナールでは、(あまり深く立ち入りませんが)種々の統計的分析手法について文献調査・学習をし、その差異を理解した上で、(興味のある事象についての)データ収集、適切な分析手法の選定と適用、結果の解釈とまとめ、という一連の流れを体験してもらいます。データ分析への関心が高まることを期待しています。 31661 火 3 授業の目標・概要 多くの自然現象や人工物の機能はその立体的な形状と密接に関わっています。本授業では、分野を横断して諸現象を解明しあるいは人工物を設計するための基礎として、立体形状を適切に記述し、形状を用いた思考を展開する力を養うことを目指します。 本授業のコアは、身の回りの人工物や自然物について観察し、形状の作図・工作などの再現・制作を行うハンズオンのワークショップです。プロジェクトベースで必要に応じて討議・関連研究の調査、文献読解、実装、設計などを行います。 31615 木 3 授業の目標・概要 (授業の背景) 薬学部では、生命現象の理解を究めつつ、創薬を視野に入れた基礎研究を行っています。生命現象を深く理解するためには、生物を構成する最小単位である細胞について詳しく知る必要があります。細胞のことを詳しく知る方法として、正常な細胞と異常な細胞を比較し、その違いがどこから生じているのか調べることはとても有効な手段です。数多ある病気の原因は様々ですが、究極的には特定の細胞の機能異常が病気を引き起こしているとみなすことができます。したがって、病気の原因を探ることが正常な細胞の本来あるべき姿を知る手がかりにもなることを意味します。 (授業の目標) 本ゼミナールでは、創薬の対象となりうる各種の病気やその発症原因について学習しながら、正常な細胞の姿の一端を知ることを目的とします。さらに、疾患を治療するためにはどのような戦略を取り、どのような創薬ストラテジーがあるかということをグループで考え、プレゼンテーションも行います。一連の作業を通じて文献やデータベースの探索方法、論文読解、グループディスカッションの仕方、わかりやすいスライドの作成・発表方法などの習得も目指します。 31643 木 3 化学の力でつくる機能性素材について考える 授業の目標・概要 第3回目以降は対面授業の予定です。 授業の概要: わたしたちは「化学」の力を使って、自らの創造力で「分子」をデザインすることにより具現化することができます。それによって生命現象の理解や病気の治療法を考案したり、自然界にはない新たな機能を持つ分子や素材を生みだすことが可能となります。まさにこの分野は、21世紀の人類社会が抱える多くの諸問題を解決する糸口を提供します。 本ゼミナールでは、機能性分子・機能素材に焦点を当て、様々な課題を解決するために、化学や分子の視点からどのようにアプローチし、どのようにアイデアを具現化するかについて、文献調査やディスカッションを通じて主体的に考え、オリジナリティの高い提案を行うことを目標に進めていきます。 具体的には、人類の持続的発展のために必要となる機能分子・分子集合体・材料をデザインすることに挑戦します。われわれの現代生活を持続的なものにするためには、現在何が問題で、どのような素材や材料によってこれらを解決していくことができるのか、どのような「化学」の力が使えるのか、考えてみましょう。これまでにどのような化学・機能性素材の研究開発がされてきたのかを知ることで、問題解決のためのオリジナルのアプローチや新しい分子のアイディアが出てくるようになります。まずは各個人でアイディアを磨き、その後グループで、生物の仕組みなどを参考にしながら新しい物質・材料の設計のための創造的討論と発表を行います。世界でまだ誰も考えていない人類の未来に貢献するための機能性素材をつくることを考えてみましょう。 授業の目標: ・解決すべき問題に対して自ら課題を設定し、解決法を提案する主体性を育成する。 ・グループによる課題設定、進捗状況の共有、プレゼンテーションの実施、質疑応答といった共同作業のスキル、またグループワークにおける主体的な関わり方を身に付ける。 ・自然科学の研究技法を通じた論理的思考法・批判的思考法、建設的な議論の組み立て方を身に付ける データ分析を通じた将来予測 形の科学・工学ワークショップ 薬学を支える生物学の役割と貢献 合田 隆 中嶋 悠一朗 加藤 隆史、福島 和樹 工学部 教養学部(情報図形部会) 薬学部 工学部
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