初年次ゼミナール理科 化学で生命の謎解き ~COVID-19とその周辺生物の生き様を支える遺伝子/タンパク質 模擬ランダム化比較試験をやってみよう 私たちの身近にあるワンパクなタンパク質を31605 月 4 授業の目標・概要 開講場所:先端科学技術研究センター3号館6階 対面授業で行う。 化学を通じて、COVID-19とその周辺技術の原理を学び、理解することを目標とする。 31606 月 4 授業の目標・概要 我々人類を含め、動物、植物、微生物はそのゲノム情報に従って発生し生きている。ゲノムに書かれている多様な遺伝子群が、どのようにそれぞれの生物の特徴に関わっているのか、参加者学生は少数のグループにわかれて、教員からのサジェスチョンのもと、エポックメイキングな原著論文を探し、調べ、理解し、これをお互いに説明することで、深い理解とエビデンスベースの科学的理解と相互理解サイエンティフィックコミュニケーションについて実践する。開講場所は駒場Iキャンパス並びに、zoomオンラインで、グループワーク、インターネットを使った調査、共同プレゼンテーションと相互質問を行う予定である。 31607 月 4 自然災害の予測:台風・高潮について考える 授業の目標・概要 【概要】 近年,強大な台風の来襲が相次ぎ,日本各地に大きな被害をもたらしている.今後も気候変動に伴う台風災害の増大が懸念されており、被害を軽減するためには複雑な自然現象を理解・予測することが重要となる.この授業では,台風および高潮を対象として,講義,文献調査、ディスカッションを通じて,台風・高潮の基本的なメカニズム,現象予測・防災の現状について学んでもらう.また,簡易的な予測モデルによる台風および高潮シミュレーションを通じて,自然現象の複雑さや予測・防災対策の難しい側面について理解を深めてもらう. 【目標】 ・台風,高潮の基本的なメカニズムを理解する. ・自然現象の予測・防災に関する基本知識を習得する. ・グループワークを通じて協働して課題に取り組む能力を身につける. ・分析結果を整理,正しく解釈して他者に分かりやすく伝える. 31608 月 4 授業の目標・概要 (授業の概要) 医学分野において、目の前の患者さんを治療する際に参照すべきエビデンスは、人を対象とした研究(臨床研究)から得られる。なかでも最もエビデンスレベルが高いとされる研究デザインがランダム化比較試験である。この2年、世界中に混乱を引き起こしている新型コロナウイルス感染症に対する治療法についても様々なエビデンスが報告されているが、その中でも最も重要視されるものがランダム化比較試験から得られるエビデンスである。 本ゼミナールでは、模擬ランダム化比較試験を通じ、臨床研究の計画から実施・データ解析・報告までの一連の流れを経験してもらう。自分たちで試験デザインを考え、実際に自分たちが被験者となってデータを取り、解析し、発表することで、効果の検証にどのようなことが必要であるのかを学ぶ。 (授業の目標) ・人を対象とした研究を行う際に、どのようなことを考えておく必要があるのかを理解する。 ・ランダム化比較試験においてどのようにデータを取得するのかを理解する。 ・得られたデータをどのように解析するのかを理解する。 ・エビデンスを批判的に吟味する基礎を身につける。 31612 月 4 授業の目標・概要 生体内で起こるほとんどすべての生命現象はタンパク質を必要としています。タンパク質はアミノ酸が連結した高分子ですが、その配列によって機能が異なります。例えば、代謝(化学反応)にかかわるタンパク質(酵素)、物質輸送にかかわるタンパク質、貯蔵にかかわるタンパク質、運動に必要なタンパク質、生体構造を維持するタンパク質、情報を伝えるタンパク質など多様なものが存在します。我々は、これらのタンパク質を取り出し、食べることによって栄養素として、あるいはいろいろな産業応用をして、実生活に役立てています。そこで本講義では、私たちの身近にある事柄から興味深いタンパク質を選び、その性質を調べて利用法などを考えると同時に、その重要性を体験してもらいます。この経験をもとに、他の人たちに、そのタンパク質の重要性を納得してもらえるようなツールを作ることを目標とします。 【授業の目標】 ・グループワークを通じて、集団での問題設定、情報共有、討論、役割分担などコミニュケーションスキルを身につけます。 ・自分たちの知りたい科学情報を検索する手法を習得します。 技術を題材にして~ 科学する 岡本 晃充 有村 慎一、奥田 傑 下園 武範、南出 将志 大庭 幸治 伏信 進矢、片岡 直行 工学部 農学部 工学部 医学部 農学部
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