2022Sシラバス
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初年次ゼミナール文科 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 歴史学における重要な2本の柱は、①先行研究の整理と②史料読解である。本ゼミナールでは双方を通じて歴史学の研究手法を初歩的に理解することを目指す。 ①については諸分野の近年の研究成果について検討をおこなう。ここでは、参加者自身が自分の問題関心のもとに文献を自ら探してくることも想定している。②については歴史学研究会編『世界史史料』(岩波書店、2006〜2013)所収の史料や教員自身が翻訳した史料など、日本語で読む事ができる史料について読解をおこなう。 参加者に対しては①か②について発表を義務付ける。そのため本授業は上で挙げた目標のほか、レジュメ作成や発表方法を身につけることも目標とする。 なお、ゼミナールで取り上げる論文等については参加者自身が探してくることを前提としたいが、昨今の情勢を受け、図書館の利用等に困難が生じる場合は教員側で準備する可能性もある。 【学術分野】歴史学 【授業形態】ディシプリン型 文献批評型 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 歴史学における重要な作業の一つは、史料を正確に読解・分析し、それに基づいて論じることです。この授業では、歴史学研究で用いられる史料がどのようなものかを実際に体感し、それをどのような手法で扱い、分析していくのかについて学びます。具体的には、高校の世界史に登場する史料の中でも特に著名なもの(例えば池田嘉郎他編『名著で読む世界史120』山川出版社、2016年に収録されている書物)の中から各自興味のある史料を選び、その日本語訳を一定の分量、通読します。そして、関連研究の成果を参照しながら、史料の性格について考察した上で、その史料を通じてどのような歴史が書けそうか、について考えます。さらに、その成果について報告・討論を行い、小論文を作成する作業を通じて、自分の考えを論理的に発信する能力を向上させることを目指します。 【学術分野】歴史学 【授業形態】ディシプリン型 文献批評型 31729 水 3 授業の目標・概要 【共通目標】 31754 金 4 授業の目標・概要 【共通目標】 31755 金 4 授業の目標・概要 【共通目標】 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 これから法学を学んでいきたいと思っている初学者たちが、議論しながら、比較的少数の基本判例をじっくりと読み解いていくためのゼミです。判例によっては、最終結論としての最高裁判決だけでなく、第1審判決なども取り上げていきますので、せっかちな人、広く浅く手早く結論を得たい人などには、向かないかもしれません。しかし、「事実は小説よりも奇なり」と言います。それぞれ個性的な事案を前に、担当裁判官がどのように考え、どのように法を解釈し当てはめたかを、判決のテクストを通じて追体験することは、スリリングとも言える楽しみがあります。また、複雑な文章の背後に基本となる考え方が掴めたときは、熟読した者のみが体験できる醍醐味があります。取り上げる判例は、主に憲法の分野から選ぶ予定です。 【学術分野】法・政治 【授業形態】文献批評型 史料/資料から読む歴史 名著から考える世界史 憲法の判例の読み方 河野 正 大塚 修 福岡 安都子 社会科学研究所 歴史学 法・政治

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