2022Sシラバス
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初年次ゼミナール文科 る 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 テーマは裁判です。裁判は、国の統治構造のなかで一定の役割を担っており、有名事件の裁判がしばしばメディアでとりあげられています。しかし、法学部を卒業した人であっても、裁判所の下した判決を正確に読み取った上で、評価できる人は、決して多くありません。 この初年次ゼミナールでは、実際の判決を素材として、その正確な読み方を学び、また、判決に対する法学研究者やメディアによる批評を通じて、社会における裁判の意味ないし裁判の受け止め方を学びます。参加者各自は、以上の学びをふまえ、自らが関心をもつ裁判事例を探索し、これに対する論評を整理し、自分の意見をまとめる作業を、ゼミナールでの意見交換を行いつつ進め、最終的には小論文にまとめることになります。 【学術分野】法・政治 【授業形態】ディシプリン型 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 2020年以降、コロナ禍で臨時休館を余儀なくされた美術館や博物館の多くが、バーチャルツアーの公開やギャラリートークの配信などを実施した。これらの企画には、オフライン展示の代替措置の意味しかなかったのであろうか。デジタル化時代のミュージアムの情報発信のあり方について、現在の課題、今後のあるべき形などを、関心のある例を各自自由に選択し、議論してもらう。 主な分析対象は一人一件を原則とするが、問題を論じるうえで必要な場合は、複数の展示の比較対照を行ってもよい。美術館、博物館、文学館、歴史館などのほか、動物園や水族館、植物園の問題を取り上げてもよい。授業形態は、人文学全般に通じる小論文の書き方を学ぶディシプリン型であると同時に、特に展示解説の内容を論じる場合には文献批評型でもあり、現実もしくはサイバー空間の展示会場を訪れるフィールド型でもある。課題を互いに発表することを通して、プレゼンテーションおよび小論文の完成度を高めてゆく。 【学術分野】国文・漢文学(ただし、広く展示に関わる内容を対象とする) 【授業形態】ディシプリン型・フィールド型・文献批評型の複合形態 最高裁判所が下した1つの判決を通じて、判決の読み方を学ぶ/判決に潜む問題を発見する/問題の原因を探る/問題の解決策を考えミュージアム展示のオンライン/オフライン31727 水 3 授業の目標・概要 【共通目標】 31728 水 3 授業の目標・概要 【共通目標】 を考える 小粥 太郎 永井 久美子 法・政治 国文・漢文学

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