初年次ゼミナール文科 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 国際関係論(国際政治学)という学問の見地から、国家間の協調と対立について理論的に考察する。具体的には、戦争・国際機構・地域主義・人権・内戦(平和構築)などのテーマについて考えることになる。 最初に、研究者によって書かれた学術論文を読むことで「リサーチとは何か」という点を実感してもらったうえで、自分たち自身で研究を行い、それを報告し、最終的にはペーパーとしてまとめる。 「国際関係論」の専門的知識を養うことだけではなく、こうした作業を通して基本的なアカデミックスキル(適切なリサーチデザインを立てる、報告する、論文を執筆する)、特に論理的思考を身につけることを重視する。 【学術分野】 国際関係 【授業形態】ディシプリン型 文献批評型 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 この授業では都市をテーマに文学を読んでいきます。文学の読み方はさまざまです。登場人物や物語の構造に着目して読むこともできますし、作家論のなかで読み解くこともできます。今回は都市という空間が文学作品のなかにどう現れ出ているのか、その意味は何かを考えながら、都市論や都市史とつなげながら文学を読むことの面白さを追求すると同時に、研究の初歩的な技法を確認してみたいと思います。 都市は時の経過にしたがってかたちを変える、と言ってしまえば陳腐な理のように聞こえますが、都市は語りにしたがってかたちを変える、と言い直してみると文学の問題になります。歴史的時間のなかで都市が盛衰を繰り返すように、文学作品に描かれた都市は語りの展開とともに新たな姿を現し、ときに表情を変え、変貌していきます。そのかたちは言語上どのように捉えられ、表象されているのでしょうか。そこから導き出される問題にはどのようなものがあるのでしょうか。授業では都市論や都市史の議論を俯瞰しながら、都市のかたちを、物語という虚構のなかで捉えて考えてみたいと思います。 毎回、都市の文学的表象の事例を東西の文学作品からとりあげ、虚構の中で語られた都市のかたちを言語構築物として解きほぐしていきます。記憶のなかに埋没してしまった都市、時代に取り残された都市、祝祭的時間を永遠に湛えた都市、常に新たな記号と意味を生成し続けるパリンプセストのような都市、群衆が行き交い、混沌を深める都市、スラム化し、犯罪を増殖させ、闇を深めていく都市。それぞれの都市を語り紡ぐとき、そこには特殊な空間が構成されていきます。それをどのように味わい、解釈したらいいのでしょうか。フィクションであれ、あるいは歴史的記述であれ、言説によって描かれる都市は過去や現在に固定されているわけではなく、語りが紡ぎ出す言葉と筋によって構築されていきます。生命体としての都市のかたちと語りの言葉は、交渉と分裂を繰り返しながら虚構内に新たな時空間を構築していきます。 【学術分野】文学、都市論、都市史 【授業形態】ディシプリン型 フィールド型 文献批評型 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 この授業では、「インド独立の父」と呼ばれ、非暴力・不服従運動を率いた人物として知られるM・K・ガーンディー(1869-1948)と、独立後に初代首相の座に就いたジャワーハルラール・ネルー(1889-1964)の自叙伝を読む。文献の内容について考察するとともに、同時代やその後のインドおよび世界の政治・経済・社会にかかわるさまざまな問いをたて、それらの問いに対する答えを出すためにどのような調査をすればよいのかを検討する。 【学術分野】歴史学 【授業形態】ディシプリン型 文献批評型 31724 水 2 授業の目標・概要 【共通目標】 31715 金 3 授業の目標・概要 【共通目標】 31749 金 3 授業の目標・概要 【共通目標】 国際政治について理論的に考える 都市/文学のかたち ガーンディーとネルーの自叙伝を読む 湯川 拓 大石 和欣 井坂 理穂 国際関係 英語 歴史学
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