初年次ゼミナール文科 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 文化人類学は、数年に渡るフィールドワークに基づいて人びとの生活について学び、その学びをもって自らの生の基盤を問い直し、これまでにない思考のあり方を導いていく学問分野です。 20世紀に実施された文化人類学の重要な研究の多くは、アフリカ、オセアニア、ラテンアメリカ、アジアといった非西洋において行われてきました。そこで重視されてきたのは、言語も常識も異なる人びとの生のあり方を、可能な限り臆見を廃して記述・分析・説明するための方法の洗練でした。近年は、この方法をより自覚的に応用することにより、ヨーロッパや北アメリカ、それに日本国内の様々な現場(医療施設、科学実験室、企業etc.)を対象とする研究も増えてきています。また、例えば医療やアートの現場でも、文化人類学的なフィールドワークという方法への注目が高まってきています。 文化人類学のフィールドワークが数年を費やすものである以上、この授業を履修しただけでフィールドワークのやり方をマスターすることはできません。しかし、その一端に触れておくことは、文化人類学という学問分野の枠を超えた重要な意義を持っています。 そこで、この授業では、(1)各自が自身の経験や身の回りのことがらからテーマを見つけ、(2)関連する文献と結びつけて思考した上で、(3)それまでとは異なる新しい気づきを文章の形で説明するというプロセスを経ることによって、文化人類学におけるフィールドワークという方法の一端を実際に体験してみることを目的とします。 なお、この授業ではグループワークや教室外での作業を部分的に取り入れながら行いますが、本格的なフィールドワークの実施を受講生に求めることはありません。 【学術分野】文化人類学 【授業形態】フィールド型 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 経済、経営、金融、保険といった社会科学分野において、非確定的な現象を整合的に理解するため、たびたび確率統計モデルが用いられる。この授業では、講義・輪読・演習問題を通して確率統計の基礎事項を学び、数値実験・プレゼンテーションを通して特定の結論を導く技能を身に着けることを目指す。 【学術分野】経済・統計 【授業形態】ディシプリン型 31738 木 3 授業の目標・概要 【共通目標】 31739 木 3 授業の目標・概要 【共通目標】 31740 木 3 授業の目標・概要 【共通目標】 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 歴史社会学における「問い」や「理論」の意義、資料・データの扱い方をはじめとした研究方法について学ぶ。社会学の特性のひとつは、分析者もまた「社会」の一員であるという自己言及性にある。歴史社会学は、「革命」「ナショナリズム」「民主化」「福祉国家」「家族」といった近代社会の成立と関わる歴史事象の分析を通じて、そうした自己言及性の「起源」(すなわち「社会」という想像力の形成プロセス)そのものを個別具体的な事象から対象化するアプローチである。本授業では、こうした歴史社会学の代表的テキストを批判的に読解し、多様で豊穣な歴史研究の中で社会学的アプローチが有する固有の意義などについて討論する。その上で、自身の研究プロジェクトを設定し、小論文を執筆する。 【学術分野】社会・社会思想史 歴史学 【授業形態】ディシプリン型 文献批評型 フィールドワークに触れる 浜田 明範 河合 玲一郎 坂井 晃介 文化人類学 経済・統計 社会・社会思想史
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