初年次ゼミナール文科 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 この授業では、九鬼周造の『偶然性の問題』(1935)をテクストとして、哲学書の読み方を学ぶ。本ゼミナールでは哲学書を一種の「山」に見立て、その「山登り」のための道具やノウハウを能うかぎり伝えることを試みたい。そのため、授業の序盤にあたる第3回から第5回にかけては、教員およびTAがこの「山」に接近するための具体的な方策をなるべく丁寧に示したいと思う。 第6回目からは、各章ごとに担当者を決めて『偶然性の問題』を精読する。参加者には割り当てられた課題の遂行と、授業中の発表・討議への積極的な参加が求められる。以上を通じて学術的な調査方法の基礎を身につけることが、本授業の最大の目的である。 【学術分野】哲学・科学史 【授業形態】文献批評型 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標】 (1)設定した問題に即して,必要な検討材料を自ら探し出し,分析していく能力を身につける,(2)第三者に対して説得的な形で自分の主張を報告し,文章化する能力を身につける. 【学術分野】人文地理学 【授業形態】フィールド型 時間割曜限 コード グループ3 1年 文一二(8,12,14,17)文三(10,12,14) 31711 火 3 授業の目標・概要 【共通目標】 31712 火 3 授業の目標・概要 【共通目標】 講義題目 九鬼周造『偶然性の問題』を読む 東京はどのように変化してきたのか 担当教員 星野 太 梶田 真 所属 哲学・科学史 人文地理学
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