2022Sシラバス
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1年 文科 理科 2年 文科 理科 授業の目標概要 近年、生命科学の基礎研究の成果を基盤とした予想外の技術革新が続いている。本ゼミナールでは、新型コロナウイルスに対するmRNAワクチン、および、CRISPR-Cas9を利用したゲノム編集技術(2020年ノーベル化学賞)を例に、基礎研究の成果がいかにして技術革新につながったのかを解説する。講義ではまず、これらの理解に必要な生命科学の基礎知識(セントラルドグマ(DNA→RNA→タンパク質)や核酸・タンパク質の立体構造)から説明する。また、原著論文の読み方、便利なウェブツール、実際の研究生活などに関しても紹介したい。 参考 自己紹介 https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/research/frontrunner_nishimasu.html コロナウイルスへのメッセンジャーRNAワクチン https://www.rnaj.org/component/k2/item/856-furuichi-28 CRISPR そしてゲノム編集へ… https://www.rnaj.org/component/k2/item/844-nishimasu-1 Cas9-ガイド鎖RNA-標的DNA三者複合体の結晶構造 http://first.lifesciencedb.jp/archives/8416 木 5 S 1年 文科 理科 2年 文科 理科 金 5 世の中には多くの教育課題があります。みなさんも身近なところで「教育がこうなったら良いのにな」と思うことはないでしょうか? この授業では、そのような教育課題を見つけて、自分たちなりの具体的な解決策を提案・実践してもらうプロジェクト型学習を行います。 その目的に向けて、どのような教育課題があるのか、解決策がありうるのか、効果的な解決策を検討する方法など必要な知識を体験しながら学べる環境を提供します。また、EdTech(教育で活用できる技術・サービス)の世界最大のコンペティションであるGESAwards(Global EdTech Startups Awards)R&D 部門の世界大会で私達が優勝した際の知見も惜しみなく共有します。 最終的には、自分たちがアプローチしたい教育課題とその解決策を発表してもらいます。その際、解決策の具体的なイメージを持ってもらえるようなプロトタイプも合わせて提示してもらいます。プロトタイプと言っても、実際に稼働するプロトタイプでなくても良く、相手にコンセプトが具体的に伝わるスライド、画像、動画でも大丈夫です。また、そのようなプロトタイプを作るために知識を提供したり、中間発表を2回行って最終発表のイメージを作ってもらったり、と作業する上で必要な情報提供は行うのでご安心ください。 ◆ 本授業の特徴 ・本授業は、実践を重視する授業で、課題発見・解決をしてもらえるような仕掛けを多く設けます。例えば、既存ツールの課題を見出してもらう、現状の課題を提示して,解決策を考えてもらうワークを授業の中に組み込みます。 ・本授業では、学生と教員の対話、学生同士の対話から学べることが多いと考えるため、ペアワークやグループワークなどアクティブラーニングで学ぶ機会を多く作ります。 ・本授業は、全学部生、全大学院生向けに開講するため、新入生から博士学生まで幅広く受講できます。学年が異なる学生との交流の場としても機能させたいと考えていますので、東大内で横と縦のつながりを作ってもらえればと思います。 ・Slack を用いて、授業外でも交流できる場を設けます。 ---------------------------------------------------------------------------- ※このゼミは4月6日(水)6限(18:45〜)Zoomで行われる工学部合同説明会への参加を予定しています。ZoomのURLは後日UTAS掲示板のお知らせにて周知いたします。 ---------------------------------------------------------------------------- S 時間割コード 時間割コード 全学自由研究ゼミナール 31549 31517 授業の目標概要 ◆ 概要 開講 基礎は地味だが役に立つ 開講 教育イノベーションプロジェ講義題目 講義題目 クト 担当教員 先端科学技術研究セ西増 弘志 担当教員 吉田 塁 所属 ンター 所属 工学部 曜限 単位 対象 曜限 単位 対象 2 2

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