2022Sシラバス
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1年 文科 理科 2年 文科 理科 金 2 1年 文科 理科 2年 文科 理科 金 5 S 1年 文科 理科 2年 文科 理科 金 5 S 時間割コード 時間割コード 時間割コード 総合科目 D(人間・環境) 31411 S1 環境・エネルギー工学基礎Ⅰ 講義題目 授業の目標概要 31406 講義題目 授業の目標概要 31413 講義題目 授業の目標概要 開講 開講 環境・エネルギー工学基礎Ⅰ 開講 環境・エネルギー工学基礎Ⅰ 環境・基盤マテリアル入門 我が国を支えてきたものづくり、すなわち製造業やその技術の発展には、経験や感覚を要する職人の育成はもとより、そのプロセスの根幹となる原理原則に則った技術革新もまた重要である。多くの材料や製品は原料から素材を作り、合成・加工することにより生産されているが、製品寿命を終えると循環されるという持続可能な新たなものづくりシステム構築も促進されつつある。中でも、ベースメタル、セラミックス、ポリマーなど社会の基盤を支えるマテリアルの循環システムやその機能が我々の生活にもたらす影響は非常に大きい。マテリアル循環プロセスにおいては古くは公害、今はCO2問題、資源・エネルギー問題と枚挙に暇がなく、人類の持続的繁栄に直結している。また、密かに進化し続ける鉄鋼材料が、スカイツリーやゲートブリッジの出現をもたらし、ボディーの高強度軽量化による自動車の燃費や安全性を大きく向上させている。 これらのプロセス技術やパフォーマンス設計を支える学理を体系化した学問領域が、環境・基盤マテリアル工学である。物質や材料を取り扱う工学の基本であり、教養学部で学ぶ物質科学を広くベースにしている。 本講義では、入学直後の皆さんが高校で学んだ物理や化学の知識から、環境・基盤マテリアル工学を通して、自然現象からものづくり技術、パフォーマンス設計、そして持続可能社会への繋がりを理解することを目標とする。その近道として、ものづくりのベースとなる熱力学や力学の基本を理解した上で,社会を支える基盤マテリアルの創成やその循環プロセス設計について、実例を交えて紹介する。 エネルギー環境論 ーサスティナブルな社会は実現できるかー エネルギーは我々の日常から最先端の科学技術まですべての人間活動を生み出す根元といえます。エネルギーなしに考えられる技術は何一つ無いことは明らかですが、そのエネルギーをいかに作りだし、輸送し、制御して、人間が使いやすい形で利用していくかはまさに今世紀の最重要課題といえます。システムの構築次第で社会全体が効率的に働いたり、逆に危機に際して大混乱に陥ることも想定され、社会活動や地球環境を決定する第一義の技術なのです。この講義ではそのエネルギー・環境技術の現状はどんなものか?未来技術はどうあるべきなのか、最新技術はどこまで進んだのか?数人の教官が体系的な講義を行います。エネルギー発生では火力、原子力、核融合、太陽光、風力、シェールガス・オイル、バイオマス、燃料電池、エネルギー輸送では超高圧送電、水素エネルギー、スマートグリッド、電力貯蔵ではSMES、エネルギー利用ではエネルギーシステム、交通システム、電気自動車、環境保全技術・・・・等々、新聞を賑わす最新技術がどんなものなのか、各分野の専門家による講義とプリンストン大学教授の特別講演を含む,一部英語を織り交ぜた授業で理解を深めてもらう予定です。 化学システム工学入門 -次世代社会のための化学と材料- 化学とは物質の性質、構造ならびにこれら相互間の反応を研究する自然科学の一部門である。物質を扱う限り、化学的な視点が不可欠であることはいうまでもない。一方、現実の環境問題やエネルギー問題などに取り組もうとすると、化学の知識だけでは不十分であることがわかる。なぜならば、我々が直面している課題は、様々な要因が絡みっており、複雑な様相を呈しているからである。このようなときには、対象を要素から構成されるシステムとしてとらえる、システム的アプローチが大きな力を発揮する。化学システム工学は、これらの問題を取り扱うための方法論を提示する学問である。 本総合科目においては、化学システム工学を基に、化学的な視点(化学反応、材料、エネルギー)に立脚しながら、我々人間社会が直面している課題(気候変動、大気・水環境、安全とリスク、人工臓器・再生医療など)を取り上げることで、エネルギー変換化学、環境化学、安全安心、医療を対象とした、現実の「マクロ」の問題にどのように取り組むかについて講義と議論を行う。 授業科目名 授業科目名 授業科目名 担当教員 森田 一樹 担当教員 小野 靖 担当教員 伊藤 大知 所属 曜限 工学部 所属 曜限 工学部 所属 曜限 工学部 対象 対象 対象

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