2022Sシラバス
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1年 文科 理科 2年 文科 理科 水 2 S 1年 文科 理科 2年 文科 理科 木 2 S 1年 文科 2年 文科 金 2 史 S 1年 理科 2年 理科 月 1 史 S 時間割コード 時間割コード 時間割コード 時間割コード 総合科目 A(思想・芸術) 31421 講義題目 授業の目標概要 31420 講義題目 授業の目標概要 31097 講義題目 授業の目標概要 30025 講義題目 授業の目標概要 開講 開講 開講 記号論理学Ⅰ(文科生) 開講 記号論理学Ⅰ(理科生) フランス文学のエチュード この授業は、文学部・フランス文学研究室の教員がそれぞれ専門とする時代・作家・作品を取り上げて講義し、フランス文学の全貌を解説すると同時に、文学研究の方法と意義についても教養学部前期課程のみなさんにわかりやすく解き明かすことを目的としています。 人文科学は人間の探求を目的としています。その一分野としての文学(および文学研究)は、可能性としての人間を考察する点に特徴があります。それ以前に存在しなかった人物像が、忽然とある作品に出現して文学史に刻印され、人間の幅と奥行きを拡大し、時として後年その人物像を模した人間が現実の世界の中に生まれる(たとえば、カミュの『異邦人』)ことからわかるように、歴史的にどこにも見当たらない人間類型を探ることこそ、文学(および文学研究)がもっとも得意とする発想法です。哲学が現実の人間のあり方の原理を探り、歴史学が過去における人間のあり方を探るとしたら、文学は人間のあり方の持つ可能性を、知識や過去の事実の枠組みを越えて探求するのです。言い換えれば、現実にはいまだありえない「想定外」の人間像を探求する。そしてフランス文学こそ、今まで、もっともその試みに務めてきた文学であるように思われます。 フランス文学は時代順にいって人文主義、古典主義、啓蒙主義、ロマン主義、自然主義、シュルレアリスム、実存主義という文芸思潮をたどり、しかもそのすべてにおいて時代の尖端をゆく作品を産み出してきました。一国文学でありながらヨーロッパ世界の精神史の流れを先取り、ないしリードしたといってよく、これをたどることによって、副産物として、世界文学への展望を容易に把握することもできます。現況はより複雑な様相を呈していて、哲学、社会学、人類学などの他の領域とこれまで以上に深く関わる形で文学が営まれていますが、まず基本を学ぶことで現在の状況への認識をさらに深めることが期待できます。 授業では、それぞれの文芸思潮のなかから、いくつかの代表的な作品を選び、翻訳の抜粋を読解することによって、その作品の魅力を説き明かす形で進められます。時代順にはこだわらず、担当教師がもっともおもしろいと思う作品を取りあげることにします。授業を手がかりに、気になる本があったらぜひその翻訳全体を読み通すことを希望します。文学の魅力と可能性を再発見する機会となることを目指します。 19世紀英国の小説を通してイギリスの文化に触れる 19世紀イギリスのいくつかの小説を、その歴史的、文化的な時代背景を解説しながら紹介することによって、文学テクストを分析し、解釈することを学んでもらう。 記号論理学の基本を学ぶ。 古典命題論理、いくつかの多値命題論理、様相命題論理、古典一階述語論理について、その統語論、意味論、タブローを習得する。上記の論理のそれぞれについて、モデルを用いた妥当性の証明、反例モデルの構成、タブローによる証明ができるようになることを目標とする。 記号論理入門 - 命題論理・一階述語論理の証明論・意味論と、一階理論の代表的諸事例 記号論理の証明系として現在最も標準的となっている、G・ゲンツェンが開発した「自然演繹(NJ/NK)」を中心に、同じくゲンツェンが開発した「シークエント計算(LJ/LK)」も適宜織り交ぜながら、実際の証明の構成を学ぶ。命題論理、一階述語論理と順を追って検討し,正規化・健全性・完全性など、メタ論理の基本的話題を学んだ後、実際的な数学的応用(公理的集合論,順序集合論の初歩など)をいくつか見た上で、形式的自然数論(ハイティング算術/ペアノ算術)に進み、数学的帰納法を含む証明構成を詳しく分析する。論理学、哲学、計算機科学に関心のある人、またより一般的に、数学の論理的構造をよく理解したい人にとって、様々に有用な事項や興味ある情報が提供されるだろう。 授業科目名 外国文学 授業科目名 外国文学 授業科目名 授業科目名 担当教員 塩塚 秀一郎 担当教員 新井 潤美 担当教員 藤川 直也 担当教員 岡本 賢吾 所属 曜限 文学部 所属 曜限 文学部 所属 曜限 哲学・科学所属 曜限 哲学・科学対象 対象 対象 対象

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