2022Sシラバス
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2年 文科 理科 S 2年 文科 理科 S 2年 文科 理科 火 2 S 2年 文科 理科 S 時間割コード 時間割コード 時間割コード 時間割コード 展開科目 人文科学ゼミナール 31059 講義題目 授業の目標概要 30236 講義題目 授業の目標概要 30316 講義題目 授業の目標概要 30768 講義題目 授業の目標概要 開講 人文科学ゼミナール(文化人開講 人文科学ゼミナール(データ開講 人文科学ゼミナール(ことば開講 人文科学ゼミナール(ことばフィールドワークと人類学的探究 【授業の概要】 人類学的研究の魅力の一つは、ある具体的な人々や事柄についての精緻な記録にもとづくものでありながら、その書き手や読者に「今までとは世界が違ってみえる」ような感覚を与え、複眼的思考をうながす点にある。この基本であり中核でもあるのが、ある「現場」に赴き、そこに身を沈めて行うフィールドワークと、その記録や経験についての省察である。 本講義は、講師自身が長期のフィールドワークをもとにまとめた『響応する身体:スリランカの老人施設ヴァディヒティ・ニヴァーサの民族誌』(2017年)を主なテクストとしながら、フィールドワークの経験、迷いや悩み、記録から記述を生みだすプロセス等について講義し、〈人類学者が何をしているのか〉その一端を紹介する。また、研究を通じた自己変容について、拙著の他にもいくつかの民族誌をとりあげながら紹介し、人類学的な知の意義について検討する。 【授業の目標】 ・人類学的探究やフィールドワークとはどのような営みなのか、可能性や難しさなども含めて、理解を深める。 ・自らの問題関心を〈人類学的に研究する〉としたらどのような形がありうるのか、構想を膨らませる。 統計とフィールドワークから探る農業産地の構造変化 日本の農業は,長期的・巨視的にみると高度経済成長期以降,農業従事者の高齢化・大幅な減少,耕地面積の減少といった形で,産業としての規模を縮小させてきた.しかし日本の国土を見渡せば,農業が現在も基幹的な産業としての地位を維持し,今後のあり方を模索している地域も少なくない.本授業では,何らかの農作物を中心に農業の「産地」と呼ばれてきた特定の地域を取り上げ,概ね高度経済成長期前後から今日に至る産地の構造変化を,国勢調査,農業センサスなどの基礎的統計のオリジナルな分析を通じて客観的に把握する.その上で,3泊4日程度の合宿による人文地理学的なフィールドワークを組み合わせ,産地の構造変化や現状の理解の深化をはかるとともに,産地が抱える課題や今後の方向性を議論する.なお実習を中心とした授業であるため,効果的な指導を行うために受講希望者多数の場合は選抜を行う(10名程度).受講希望者は,第1回授業で指示する内容の受講希望票を,第1回授業終了後の指定した期日までに提出すること.選抜が必要な場合はその内容に基づき行い,第2回授業開始までに受講許可者を確定,掲示等で告知する.また本授業は人文地理学教室が所有する紙媒体の統計資料や大判の地図を用いることもあり,対面での授業とフィールドワークに参加可能な学生に履修者を限定する. 中国語の新聞記事を用いて中国農村研究の小論文を書くためのゼミナール 今世紀以降の中国農村・農業・農民の様々なトピックに関わる『農民日報』の新聞記事を題材として輪読する。『農民日報』は中華人民共和国農業部の機関紙である。そのうえで、各自の関心トピックに絞り込み、小論文の作成を目指す。この授業の目標は二つである。 ①標準的な現代中国語の読解力の養成: よく出てくる書き言葉の言い回しに慣れ、構文を掴む練習を行う。これにより各自が関心を持つ領域の文章を自力で読めるように訓練する。 ②社会科学系の論文作法の習得:各自が関心を持つトピックに関わる報道を一次資料として用い、関連の二次資料(中国語・日本語・英語)も適宜、引用しながら、オリジナルな小論文作成のための学術的訓練を行う。 端的にいえば、中国農村研究に特化した初年次ゼミのようなものをイメージしている。 ロシア文学の名シーンを読む ロシア語の初級文法を習得した学生を対象とし、ロシアの文学作品を読みながら、中級レベルの文法、語彙、構文の習得を目指す。扱う作家や作品についての基本的な知識や文体、よく引用されるフレーズ等も確認し、ロシア文学についての教養を身につける。 授業科目名 類学) 授業科目名 分析) 授業科目名 と文化) 授業科目名 と文化) 担当教員 中村 沙絵 担当教員 永田 淳嗣 担当教員 田原 史起 担当教員 毛利 公美 所属 曜限 文化人類学 金 2 所属 曜限 人文地理学 月 5 所属 曜限 中国語 所属 曜限 ロシア語 水 4 対象 対象 対象 対象

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