2年 文科 理科 S 2年 文科 理科 水 3 S 時間割コード 時間割コード 展開科目 社会科学ゼミナール 30217 講義題目 授業の目標概要 31593 講義題目 授業の目標概要 開講 社会科学ゼミナール(経済・開講 社会科学ゼミナール(経済・Advanced Game Theory for Komaba Students 社会における人間行動を、数式で記述する。それが、「ゲーム理論」。 「私は、あなたが彼が行動Aをとるだろうと考えていると考えたから、行動Bをとることにする。」「我が社は相手企業Jの過去の決定Cから、今後のJの戦略がSであろうと推測する。よって我が社は戦略Tをとろう」などという複雑な思考過程を、数式で記述し、分析する。 このゲーム理論の中で特に興味深いトピックや最新研究に関して、講義を行い、さらに学生間でディスカッションをする。 受講にあたって、ゲーム理論や(ゲーム理論がしばしば応用される)経済学の前提知識は一切必要ないが、数学が多用されるので、その点留意しておくこと。 以下のうちどれかが当てはまる学生には、この講義は最適であろう: 1.論理的思考が好き and/or 得意。 2.数学が好き and/or 得意。 3.理屈っぽく、細かい。 4.理系。「経済学なんてデマカセだ!エセ科学だ!」と思っている。 5.「社会における人間行動を、数式で記述する」なんて到底無理だろう、と思った。 6.現実の社会問題を統一的に理解するための視点が欲しい。 7.最先端の研究に触れたい。研究とはどんなものか、覗いてみたい。 8.トップ研究者の授業を受けたい。 9.テレビなどに登場する「エコノミスト」のいい加減な発言に辟易している。 10.せっかく大学に入ったのだから、新しいこと、難しいことに、チャレンジしたい。 担当教員(鎌田)は現在カリフォルニア大学バークレー校の准教授で、ゲーム理論研究者。東京大学大学院経済学研究科の初代グローバルフェローを兼任。 授業は基本的にオンラインで、カリフォルニアからお届けする。鎌田が夏に日本に一時帰国して、かつ対面授業がその時に可能な場合は、対面授業を行う可能性もある。授業は毎回105分間。 履修希望者が多い場合は、選抜を行う可能性がある。選抜がある場合は、初回授業後、第二回授業までに行う。 ルーマンのマスメディア論を読む(2) 教員の所属部会の関係で「経済学・統計学」になっていますが、授業の内容は社会学のマスメディア論とシステム論です。具体的には、ニクラス・ルーマンの『マスメディアのリアリティ』(林香里訳、木鐸社)を読んでいきますが、担当教員の専門と関心から、厳密なテキスト読解ではなく、経験的な社会の探究に役立つ分析用具として読んでいきます。 今年度は第3章から読んでいく予定です。第1章~第2章で何が書いてあるのかは、授業の最初に教員の方から解説しますが、授業に参加希望の人はあらかじめ読んでおいてください。 ドイツ語の予備知識は特に必要ありません。むしろルーマンの徹底的に考え抜かれた論理と文章につきあいながら、その内容を理解していくことをめざしています。ですので、実際には、一行一行解説しながらゆっくり読み進めていきます。必要な予備知識はその都度解説するので、ルーマンの他の著作を知っておく必要もありません。 そのかわり、参加者それぞれの水準でかまわないので、既存の知識を習うというよりも、自分自身で考えていくことをを身につけるようにしていってください。一見全く意味不明で、「無駄に難解」ともされるルーマンの文章が、実際にはきわめて精緻で、論理的で、そして、マスメディアや現代社会に対する具体的かつ鋭い洞察に富んでいる。そういう読み方ができることを体験してもらえばよい、と思っています。 授業科目名 統計) 授業科目名 統計) 担当教員 佐藤 俊樹 担当教員 鎌田 雄一郎 所属 曜限 法・政治 月 4 所属 曜限 大学院経済学研究科 対象 対象
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