1年 文科 2年 文科 1年 文科 2年 文科 1年 文科 2年 文科 時間割コード 時間割コード 時間割コード 基礎科目 人文科学 50127 A 講義題目 授業の目標概要 古今と洋の東西を問わず、小説を読むとき、人はまず物語の筋に関心をもち、それによって面白いとか面白くないとか言うのが普通です。しかし、その物語がどのようなやり方で、そしてどのような「ことば」で語られているのかという点に注目すると、小説の見え方がずいぶんと違ったものになってきます。 その「話」は誰によって語られているのか、作中人物なのか、作品内にはあらわれない誰かなのか、それとも語り手など存在していないのか。一人称小説、三人称小説という言い方が意味しているのは何か。二人称小説(えっと思うかも知れませんが、存在しています。主人公が「あなた」とか「きみ」とかで指示されている小説です)はどんな効果を狙って書かれているのか。 上であげた問いはほんの一例ですが、こうした問いを、理論的なアプローチ(二十世紀後半に発達した分野でナラトロジーと呼ばれています)と実例(具体的な作品)の分析とを両輪にして、考察していきたいと思います。 50128 A 講義題目 授業の目標概要 物事を見聞きし、認識し、記憶する、思考する、行動する、言葉を操る。私たちが普段何気なく行うこれらのような認知的活動は、どのような仕組みの上に成り立ち、また、社会や文化、遺伝とどのように関係するのか。心理学とは、これらの問題について実証的に探究する学問である。人間の認知の仕組みを調べると、人間はどのようなことが得意、あるいは不得意かも見えてくる。これは工業デザインや社会制度といった私たちの日常生活の物事と密接に関わるものである。この授業では、以上のような問題意識を念頭に置いて心理学の成り立ちを概観し、人の心の基本的な仕組み及び働き、そして、それらを研究するための手法について学ぶ。「心(mind)の働き」についての学術的知識を身につけることを目標とする。 50480 A 講義題目 授業の目標概要 心理学は「人の心の基本的な仕組み及び働き」を理解するための科学であり,「心」という目に見えないあやふやな対象について,科学的見地からなんとかソリッドな議論を積み重ねようと四苦八苦するところに学問としての魅力があります。19世紀後半に科学としての心理学が成立して以降,沢山の心理学者たちがあらゆる手段を駆使して検討を重ねてきましたが,「人の心の全容」はいまだに明らかになっていません。それどころか,時代とともに研究領域の細分化・先鋭化が進み,心理学という学問領域の全容が年々捉えづらくなってきています。心理学者の間でさえ,「となりの研究領域については教養の授業で学んだきりで,現在どのような状況になっているのかよくわからない」という事態がしばしば生じています。 こうした状況を踏まえ,この授業では,「心理学という学問について自分なりの見取り図を作ること」を目標に学びを進めていきます。1セメスターでカバーできる範囲には限りがあり,扱うトピックは「認知 (学習) 心理学」「発達心理学」「社会心理学」という3領域のものに限られますが,心理学のその他の領域とオーバーラップする部分は多々あるので,その部分を重点的に理解していきます。また,上記3領域について入門テキストに根差した解説を受けるだけではなく,授業内容と関連した近年の研究知見にも触れていきます。近年の研究には,心理学の複数領域のエッセンスを組み合わせたものが多いので,心理学の成り立ち (構成) についての理解を深める上できっと役立つことでしょう。 授業の到達目標は,以下の3点になります。 1. 「認知 (学習) 心理学」「発達心理学」「社会心理学」という3領域についての基礎知識を,正確かつわかりやすい言葉で説明できる。 2. 近年の心理学研究が,複数領域のエッセンスをどのように組み合わせているか,自分の言葉で説明できる。 3. 上記1, 2を踏まえ,心理学という学問について自分なりの見取り図を作ることができる (つまり,領域同士がどのように関連し合い,心理学が総体としてどこに進んでいるのか,自分の言葉で説明できる)。 開講 授業科目名 ことばと文学Ⅳ 開講 授業科目名 開講 授業科目名 小説(物語)のことばとは何か 心理学概論 心理学概論 心理Ⅱ 心理Ⅱ 担当教員 山田 広昭 仏語・伊語 月 3 担当教員 浅野 倫子 心理・教育学 月 3 担当教員 樫原 潤 心理・教育学 水 1 所属 曜限 所属 曜限 所属 曜限 対象 対象 対象
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