2021Aシラバス
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1年 文科 理科 2年 文科 理科 A 時間割コード 全学自由研究ゼミナール 51302 授業の目標概要 開講 ブランドデザインスタジオ24 「『リスク』からブランドを講義題目 創る」 ●プログラムについて 『正解のない問いに、共に挑む』特別教育プログラムです。参加者の皆さんが今後、広く社会一般で活用し得る「共創」の手法を「21 KOMCEE (理想の教育棟)」を舞台に、東京大学×博報堂ブランド・イノベーションデザインのコラボレーションにより学んでいただきます。全回、ワークショップ形式で行われ、現役の広告会社社員、ブランド・コンサルタントがプログラム・デザインおよびファシリテーションを担当します。参加者でプロジェクトチームを結成し、チームでのアイデア創出を行ってもらうことを予定しています。【URL】http://www.bdstudio.komex.c.u-tokyo.ac.jp/ ●今期のテーマについて 社会学者ウルリッヒ・ベックは、「人々の生活に豊かさをもたらす産業技術の発展と同時に、様々なリスクが生み出される社会」を、“リスク社会”と呼び、私たちが生きる現代社会の特徴として論じています。 新型コロナウイルス感染症の流行は、私たちの従来の生活様式がいかに“リスク”をはらんだものであるかをまざまざと感じる出来事になりました。たとえば毎年発生している水害、たとえば東京オリンピックの準備や運営をめぐって生じた様々な問題、たとえば突発的に個人に降りかかる煽り運転や隣人と騒音トラブル、…。私たちはさまざまな“リスク”がそこここに存在する、先の見えない不確実な世界を生きているように感じます。 今回のブランドデザインスタジオは、探求を行うとさまざまな発見がありそうな「リスク」という概念をテーマとして取り上げ、「リスク」に関する新しいブランドを創り出すことをゴールに置きます。 参加いただく皆さんには、テクノロジーの進化や社会の変化などの未来を見据え、多様なリサーチや議論を通じて、「リスク」を多面的に捉え直してもらいます。その後、集めた情報を分析・統合し、未来に向けて生活者が抱える課題や期待する価値を深掘りし、そこに立脚して新しいアイデアを創出していただきます。「リスク」に関する新たな商品やサービス、空間やイベントなど、アイデアは自由に発想してください。チームで協力し、「リスク」とは何なのか、「リスク」と付き合いながら私たちはどのように生活や人生をつくっていくのか、「リスク」を考え対処し行動していくことにどんな可能性があるのかを探求してください。そして、それを起点にしてどのような新しいブランドが創りうるのかを世に問うていただきたいと思います。 本授業における最終成果物として、授業終了後に一般公開する形でプレゼンテーションをしていただく予定です。 担当教員 真船 文隆 宮澤 正憲 教養教育高度化機構 集中 山上 揚平 所属 曜限 単位 対象 2

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